女神イナラシュ

声と呼吸を武器にした元現人神。後世に大気の神として崇められた

概要

 ハッティで信仰されていた神のひとつ。大気の女神であり、主に声を司っていた。元はの一人であるが、早々に異界へと引きこもった為、女神として神格化された。

 声と息は密接な関係にあり、また声を出すというのは運動においても重要な役割を果たしていたため戦士にも崇拝者は多く、女神イナラシュの信仰者は総じて身体能力に優れていた。また、コミュニケーションの神でもあった。女性のみがこの女神の世話を許され、寄進を行った男性は一晩の婿として迎え入れられ、巫女らから祝福として性交渉を与えられた。これは肉体と声を使う最も原始的なコミュニケーションであるからとされており、一種の儀式でもあった。

 アグリストIはこの女神イナラシュの神聖娼婦であり、同時に女神イナラシュの聖戦士でもあった。イルヤンカの討伐成功後、行方不明となった彼女は女神イナラシュの神殿において神格化され、形見の槍は信仰の対象となった。優秀な戦士を目指す彼らは女神イナラシュの信者であると同時にアグリストの信者であり、ハッティ内においてはアグリスト教団と呼ばれていた。

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  • 最終更新:2020-11-01 09:15:33

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