リシア
プロフィール
ヤクト・イーゲルの団長の娘。小さい頃から戦場で育ったため、いわゆるお嬢様らしいお嬢様にはならなかった。せわしない現場に父親と共に向かい、雑用を手伝っていた彼女が武器に興味を持ち、戦士への道を進む事はとても自然な流れだった。また、父親もあちこち駆け回る娘の姿をみて、おしとやかに育てる希望は諦め、彼女の安全の為に伝えられる限りの戦闘技術を叩き込んだ。経験の一環として、初陣も済ませている。技量そのものは兵士としてはそこそこだが、同年代と比べれば圧倒的に強い。
「傭兵は勝つ側につくのではなく、正しい側につく」
14の時、父親の信念に心打たれた彼女は、より正しい判断ができるようになるため、一人で旅立つ事を決意。父親よりビルドフラムを送られ、いくつかの冒険をこなし里帰り。一人前を認められ、ひとり立ちの為、魔法使いのダンジョンの護衛任務を初仕事として依頼される。
出口護衛に当たっていた彼女だが、ダンジョンの魔力がビルドフラムに集中。暴走により精神をのっとられ、手当たり次第に人を襲う状態になる。幸い、護衛任務は一人で担当していたため、死人は出なかった。唯一、試験中だった魔法使いのガロードがリシアに襲撃されたが、エネルギーボルトにより暴走した魔力を沈静化した。一命を取りとめ、以来、ガロードの従者を務めていたが一線を越えて結婚。仲睦まじい夫婦として祝福されている。
なお本人は自覚が無いが、一度ティアマットと融合したため強力な魔法を使えるだけの魔力を身に蓄えており、見た目は人であるが中身は別物と言って差支えがない。
ガロードとの出会い
主人であるガロードとの出会いは初仕事だった。ある魔法使いの候補が、最後の試練としてダンジョンの突破を試みるため出口の安全の確保を依頼されていたのだが、この最終試練の場がティアマットの封印に比較的近い場所であったのが災いしてしまった。
彼女が保有していたビルドフラムは世の中に贋作が多数出回っているものであったが、幸か不幸か彼女の物は本物で、それはつまりエボンフラムであることを意味していた。ヨシュアの死後、様々な人を操ろうとしティアマットの元へと帰ろうとしていた剣。一度はアグリストVに力を全て受け渡したが、ミリオンとフェリスによって封印が徐々に解かれ始めていたため、そこから漏れる力に反応を示してしまったのだ。
半端に漏れた力により所有者をコントロールしようとしたが、あまり強い力ではなかったため完全に支配するには至らず、リシアのこの地の安全の確保と言う使命感が混ざった事により、手当たり次第に人を襲う状態となってしまっていた。
本人は詳細は覚えていなかったが、襲い掛かった事実と正気を失っていた自覚があったことと、仕事を失敗せずにすんだことに感謝し、この恩を返すため、ガロードの従者として同行を申し出た。魔法使い、特に男性にとって従者の存在は必要不可欠であるため、ガロードも快く承認した。
ティアマットとの融合
取り急ぎ新たな仕事を探すため、リシアのツテであるカルネを訪問した二人は愛の旅団に関する調査の依頼を引き受ける。この調査により、愛の旅団がミリオンによる不法活動の隠れ蓑となっていた事を察知したカルネだったが、相手が国内の有力者であるため事を隠密に運ぼうとした。
悪事を悟られたミリオンはフェリスを捨て石にして強引にティアマットの解放を試みようとする。ただし、元々そのような経験のない素人が見よう見まねで出鱈目に動かせば、結果は自ずと期待した方向とは異なる方向へと向かう事になる。
リシア自身がこの融合により龍に近い存在になった事をしったガロードは彼女で脱童を果たす。本当に魔法使いを維持できるのかと言う好奇心もあったが、もしデマであったとしても、魔法が使えなくなっても彼女を守るという決意の表れでもあった。
実験は成功し、ガロードは非童貞の魔法使いとなったが、本人はその事実を知らせるとリシアが危険になると判断し、元魔法使いの一般人として生活することを決める。リシアはガロードの決意を歓迎し、父親に将来の夫であると紹介した。
やられグラフィック
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関連人物
- 最終更新:2017-02-04 08:05:16