ライゾー

異民族の武器を愛用する奴隷戦士

プロフィール

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登場作品:女将軍モーゼ
性別:女
種族:オーク
所属:マーシャー

 ハッティではなく、それ以前にバルカムット帝国により攻め滅ぼされた国家の末裔。交流のあったオークが隠し持っていた両手剣(雷斬雷造)を振るい、レジスタンスとして活動し、モーゼの解放軍へと合流した。戦士としては優秀で、マーシャーの貴重な戦力として活躍した。

 モーゼのことは信頼していたが、それ以上にジリスを信頼しており、そのためモーゼが儀式に入っている間、シナイ山で宴会を繰り広げ、モーゼの逆鱗に触れた。ヨシュアダークエルフの親衛隊により捕らえられ殺害された。

 ライゾーの名称はレジスタンスの活動を始めるにあたり、最初に殺した将軍の両手剣の名称が「ライキリライゾー」(雷斬雷造)であったため、それにあやかってライゾーの名前を名乗った。それまでの名前は彼女には無い。オークの依頼により取り戻した物であったが、依頼したオークより勇者にこそふさわしいとして譲られたものである。

反乱とゲリラ戦

 ライゾーが率いた反乱軍は、アンデッドを相手にし、かつ局地的とはいえバルカムットに陸上戦で勝利した稀有な例である。多くの反乱は拠点を用意し、そこを防衛する、という形を取っていたが、ライゾーは特定の拠点を重要視せず、分散しては集合を繰り返す特殊な戦い方を貫いた。

 アンデッドによる物量は、攻めるには強く守る側からすれば脅威となるが、守るものを捨てて逃げに徹すれば大した脅威とはならない。知性の無い死体は罠にかけやすく、逃亡の痕跡を見つけるのは不可能であったからである。よって、ライゾーの率いる反乱軍は、手に持てる量ぐらいの少量を奪い、欲張らずに逃げ、貯蔵もあまりせず、拠点を多数もつ事で戦略価値を下げ、決して負けない、負けても被害が最小限になるよう工夫が凝らされていた。

 分散と集合に関しては暗号が用いられ、幸いなことにほとんどの者が字の読み書きが出来なかったため、解読される事は無かった。ダナーンライゾーのこの仕組みを応用して、トリケゴへの集合ルートを作成した。

別動隊での活躍

 モーゼ率いる奴隷一行がトリケゴに集合した際、ちょっとしたトラブルが発生する。ダナーンが、脱出ルートの仔細を明かさないモーゼに対して反発を強め、少数を率いて離脱したのだ。この別働隊に対し、モーゼは戦力としてヨシュアライゾーニヴァーナらをあえて送り出しダナーンの護衛とした。

 ダナーンの別働隊は海を渡らず北回りの陸路を選んだため、ワーゴを攻略しなければならなかった。このワーゴ攻略において、元々ゲリラ戦が得意で潜入を多くこなしていたライゾーが同行していたことはダナーンにとって幸運であった。少人数での攻略であったため正面からの激突は難しいと判断し、指揮官の暗殺がライゾーから提案された。

 指揮系統の混乱を作りその隙にすり抜けるといった作戦で、指揮を執るチェカ他数名が犠牲となった。ライゾーにとって誤算だったのはチェカの死亡直前の行動であった。自身を理性の無いアンデッドとして使役し、同時に動くものは全て攻撃する死体として周囲の死体を蘇らせたためワーゴ内部は想定以上に混乱を起こした。

 長居は無用と判断し即座に脱出。ダナーンに成功を伝え、悲鳴の上がるワーゴの横をすり抜け、一行はバルカムット領を脱出した。

シナイ山での反乱

 モーゼ一行に合流後、ライゾーシナイ山にてジリスと共に群れからの離脱を宣言する。事の発端は、モーゼの山籠もりである。

 待期期間が不明瞭であったため食料に不安が生じ、ライゾージリスと共に現地のイノシシ?を狩り、多量の肉を得た。ライゾーは狩りの成功と強行軍を重ねた群れへのねぎらいの為の宴会を開催。群れをまとめるのに必要な息抜きのためと、少なくともライゾーはそう信じて肉と提供し酒を楽しんだ。

 初日はダナーンも苦情を入れ、ライゾーもそれを受け入れ次回からはとしたものの、あまった肉を腐らせるわけにもいかず、連日、何かしらの宴会が催される事となった。モーゼと言う精神的な支柱がシナイ山に籠り、実質的に不在となった不安に対する反動の表れでもあった。

 酒が入ると人は饒舌になる。モーゼの威圧的な運営に対しては当然不満も多く、酒の席で徐々に肥大化していくようになる。ダナーンは連日苦情を入れるが聞き入れてもらえず、交渉は決裂し、宴会の参加者らは離脱を宣言する。売り言葉に買い言葉な面もあったが、主の長期間の不在が招いた当然の結果でもあった。

 ダナーンモーゼの帰還と同時にこの一件を報告する。モーゼは怒り、ダークエルフとなったヨシュアら親衛隊に対して制圧を命じ、ジリスライゾー以下、宴会の参加者は全て捕らえられた。モーゼの下した判断は参加者全員の処刑であったが、ダナーンが自身の連座をかけ、命がけで説得したため、主だったもののみの処刑まで減刑された。

 ライゾーダナーンの態度に深い感謝の意を示し、自身の愛刀「雷斬雷造」をダナーンに預け、またモーゼに対してもバルカムットからの脱出を先導してくれた事に礼を伝え、武人らしい最期を迎えた。

 ライゾーの処刑に対して多くのオークは不満を持ったが、補佐を行っていたラ・ドゥエが意見を取りまとめ、群れからの離脱という形でまとまった。

年表

?歳 セティ 第63年 反乱に参加し勝利。その後すぐに撃破され逃走。別の反乱に合流し活動を再開するが再度撃破される。
?歳 セティ 第64年 拠点の重要性に疑問を持ち、特定の拠点を持たない地下活動を開始。伝達に問題は発生するが、大規模な被害を抑える。
?歳 セティ 第64年 強襲しようとしていた部隊を撃破し雷斬雷造を入手。地下活動のリーダーとなりつつあり名前が必要となったため、戦利品にあやかり自らをライゾーと名乗る。
?歳 セティ 第67年 先行して潜入してきたダナーンと面会。単身乗り込んだ度胸と頭の良さを気に入り、暗号の基礎を伝える。以後、モーゼが救いに来るという噂を流す役割に徹し準備を行う。
?歳 セティ 第68年 モーゼと合流。この際ダナーンモーゼが口論となり離脱したため、モーゼの命によりダナーンの別動隊に加わる。
?歳 セティ 第69年 ワーゴにてチェカを撃破。モーゼ一行に再合流する。
?歳 セティ 第69年 シナイ山にてジリスと意気投合。モーゼ不在の緊張を和らげようとイノシシを狩り酒宴を開く。ダナーンに注意を受けるが無視。
?歳 セティ 第69年 モーゼにより討伐。処刑される。遺言により雷斬雷造ダナーンの手に渡る。この処刑に不満をもったオークラ・ドゥエが引き取り群れを離れた。

やられグラフィック

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カットイン

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利用mod


関連人物


  • 最終更新:2022-03-09 11:38:11

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