ペッパー

プロフィール

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登場作品:未定
性別:男
種族:ヒューマン
所属:ギーク,オレスティアン


 オレスティアンの創始者。農家の出身。ダーネオン家が兵士を募集した際にお世話になった旦那様のためと応募した。家でとれた玉ねぎを多く持参したためにオニオンとあだ名され、料理が得意であったために炊事係として部隊に愛された。

志願

 かつての領主であったダーネオン家が突如として没落して数か月。新しい領主の為政に不満は特に無かったが、それでも何か心の空白を感じて過ごしていた彼の元にダーネオン家が兵士を募集していると言う噂が聞こえてきた。不当で大規模な領地没収に対して怒った元貴族らが反乱の兵を上げ、それに参加するための兵力を求めていると言うのだ。

 ペッパーはこの話を聞いてすぐに参加を決意し、母から手土産として豊作で余った玉ねぎを持っていくように言われた。兵隊さんの1日分にもならないかもしれないけど、食料は有るに越したことはないからと説得され、玉ねぎを背負えるだけ背負って募兵の受付へと足を運んだ。

 この時大量の玉ねぎなんか持ってきたのはお前だけだとからかわれた。武器の使い方の試験で使い物にはならないと判断されたが、持ってきた玉ねぎでの料理が好評だったためにダーネオン家の料理班として採用された。料理班では2食の料理の準備の他、現地調達した魚や食用の草などを保存食へと処理し食料事情を支えており、反乱同盟の本部にて最低限の手順を覚えてからはダーネオン家の専属として従軍した。この期間中、オニオンというあだ名がつけられた。

シュヴァルツ・カッツェの料理当番へ

 アグリストVIの要請を受け、ダーネオン家と契約したシュヴァルツ・カッツェが反乱同盟に合流した際、作戦本部への道案内を受け持ったのがペッパーであった。たまたま空き時間であったため声がかかったものである。

 その後手際の良さが評価され、大食漢のダークエルフの料理を主に担当するようになった。レパートリーの広さや味付けがシュヴァルツ・カッツェの隊員の好みとも合ったためほぼ専属の扱いでもあった。

 料理人としてはまぁまぁの腕ではあったものの、戦場に立つ身としては素人も同然であったため、空き時間でシュヴァルツ・カッツェの面々から手ほどきを受けていた。ダークエルフが普段食べていた料理なども教えてもらい、交流の為にと開かれた食事会ではエル・ダナーンの料理として一品用意しオレスト・ガヴラスより好評を得た。

決戦への従軍

 シュヴァルツ・カッツェは各地で気味悪がられているダークエルフでもあるため、旧領解放にあたってはダークエルフの一団は戦闘開始まで本陣待機が命じられていた。これについては今までもそのように処理していた通例の処置でもあった。

 ダーネオン家の旧領解放の決戦にあたり、シュヴァルツ・カッツェを頼れないダーネオン家は一人でも多く戦力が必要であった。このためこの決戦時にはペッパーシュヴァルツ・カッツェの料理当番を離れ前線へと配置された。

 元々料理当番であったペッパーではあったがシュヴァルツ・カッツェの訓練のお陰で入隊時よりは逞しくなっており、先陣を切る家臣団の一団として行軍した。戦場はペッパーが予想していた以上の地獄となった。

 反乱同盟内でダーネオン家は脅威でもあり、機会を見ては切り捨てようとしている勢力が有った。総指揮官であるオレスト・ガヴラスはその代表であった。

 旧領解放にあたり先陣を切るダーネオン家は切り捨ての絶好の機会であり、援軍のために待機していた他の部隊は本部からの指示が飛ばなかったため動くことが出来なかった。このためにダーネオン家は1部隊で敵軍全ての部隊と相対することになり、戦場は地獄と化した。

 アグリストVIは援軍が届くと信じて守りやすい森の中へと部隊を移動させたがオージェの配置した伏兵の強襲を受ける結果となりダーネオン家の家臣団は壊滅状態であった。

 異変に気が付いたシュヴァルツ・カッツェオレスト・ガヴラスらを人質にとり駆け付け、なんとか全滅こそ免れたが深手を負ったアグリストVIはこれ以上自身の戦闘は不可能と判断し、イリオス・ダーネオンシュヴァルツ・カッツェに託し、アグリストVIIの名前を贈った。

城への突撃

 地獄のような戦場においてかろうじて生き延びていたペッパーは、城への突撃にあたって知り合いの多いシュヴァルツ・カッツェへと再編された。この時、同時に人質として価値の無くなったオレスト・ガヴラスらも編入され、ペッパーは彼らの護衛についた。

 他数名とシュヴァルツ・カッツェからも数名がオレスト・ガヴラスを護衛し、また指揮に従い城への突撃を成功させた。城内は城内で死体の山ではあったが、城外での戦闘に比べて身を隠すところも多く、蜂起した市民軍らとの合流も何とか達成できた。

 アグリストVIIを名乗った若様はこれ以上の戦闘は犠牲が増えるだけだと言い、市民らを降伏にもっていこうとしたが説得には失敗してしまい、また、この話し合いのさなかも戦闘の犠牲が出てしまったことで復讐心に燃える市民らは玉砕覚悟の突撃を開始。ペッパーも市民らを守ろうとして戦ったが残念ながら捕らわれてしまう。

 アグリストの名称を取り戻したいと願っていたオージェアグリストVIIの目の前で捕虜を拷問にかけ、アグリストの称号の譲渡を迫った。この拷問にはペッパーもかけられ爪を何枚か剥がされる。また、裏切り者ではあったが突撃からずっとアグリストVIIに寄り添ったオレスト・ガブラスも「まだ幼いイリオス・ダーネオンの命よりも自分の命の方が殺す価値がある」と助命を請うたが聞き入れてもらえず、彼もまた拷問を受けた。

 殺されることこそなかったが痛みを受け、必死に耐える姿にイリオス・ダーネオンの心は折れ、オージェアグリストVIIIと認め、それと共に自身の命を差し出した。オレスト・ガブラスはそれでもイリオス・ダーネオンの助命を訴えたが、イリオス・ダーネオンの最後の心の拠り所であったアグリストの称号を他人に与えた時点で、前アグリストインゲの支えを心から失ってしまっていた。本人も生きる希望を無くしてしまっていたためこの願いは最後まで聞き入れられず、オレスト・ガブラスは名誉の処刑をイリオス・ダーネオンと共に受ける事になった。

 処刑の後、シュヴァルツ・カッツェの生き残りに救出されたペッパーは一部始終を伝えた。人質となり、共に戦い、運良く生き残った最後の貴族と共にオレスティアンを結成。頭首となった。

  • 最終更新:2021-05-04 11:40:17

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