シナイ山

ある現人神が異界に旅立った山

概要

 カリコの本拠地である。現在カリコと言う傭兵団は存在せず、荒れた山が広がるのみである。

 モーゼエボンフラムを作成した地であり、ダークエルフらにとっては聖地の一つであるが、エルフオークらによって立ち入りを拒まれ、いつの間にかその場所さえ忘れ去られてしまった。

 元来はアンアニと呼ばれたが支配していた地域であった。モーゼアンアニを倒して力を得、これをエルフに与たことよって誕生した種族がダークエルフである。そのためか、ダークエルフは本能的にシナイ山、正確にはアンアニが生活した異界への入り口の位置であるが、この方角を感じることができる。

モーゼ来訪前

 モーゼが来訪する前のシナイ山は廃墟であった。カリコバルカムット支援のため放棄したからであった。少なくとも1世代の間放置されたが、その間、山賊が根付くことはなく、誰にも知られず放置されていた。

 モーゼバルカムットの脱出を計るにあたり、カリコの三姉妹は先行してこの拠点を取り戻したが、雨風による風化やたまった埃などの経年劣化以外の劣化は見られなかった。昆虫が巣くった形跡もなく、カビ等植物による浸食も見られなかったが、これはツィーツィの洞窟同様に異界の影響によるものである。

対ティアマット戦後

 カリコの傭兵は、契約外であるとして対ティアマット戦に直接関与はしなかった。ただし、物資の提供は少量ながら行われた。元々、生産、貯蔵に向いた施設ではなかったためと、再興した直後であったので首が回らなかったのが大きな理由である。

 三姉妹が戦死して以降、しばらくは傭兵活動の拠点となったが、アンアニの死亡の影響により劣化が急速に進んだため、やむを得ず破棄され、以後地図上から姿を消し人々の記憶から忘れ去られて行った。

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  • 最終更新:2020-10-25 10:26:21

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