アグリストI
呪いにより槍となった龍殺しの伝説的英雄
プロフィール
イルヤンカ討伐後は愛用していた槍を残して行方不明となっていた。おそらくは相打ちであろうとされているが、実際にはイルヤンカの呪いにより槍にその人格を封じ込まれ、身動きが取れなくなってしまっていた。以後、アグリストの槍として大切に扱われる。
ハッティがバルカムットと戦争になり、敗北した時にはアグリストの槍は戦利品の宝として持ち帰られたが、手違いにより武器のひとつとして扱われ、他の武器と共にインゴットにされてしまう。女王セティの命によりレプリカが作成されたが、本体の大半はその辺りの工具へと化けてしまっていた。
次に彼女が目覚めたとき、その姿はすでにシャベルそのものへと変わっていた。これにより当時奴隷であったアグリストIIと出会い、彼がバルカムット兵と戦うとき、素人同然だった彼に戦いのイメージを送り勝利へと導いた。一度溶かされたためかその形状はさまざまなものに変化し、大きさや重量までも変わったという。時には在りし日の自身の姿に変化することもあった。
アグリストIIの愛用の武器として彼女は活躍したが、ティアマット封印の際にティアマットと共に消失している。なお、この時全てのアグリストが元通りに融合していたわけではなく、依然として欠片となった彼女は世界に流通したままである。また、インゴットとなった部分は穂先のみであるが、柄の部分となった彼女はこれらの体験をせず宝物庫に眠ったままである。
女神イナラシュの巫女
元は女神イナラシュの巫女であり、寄進を受けた者に神の活力を授けるために性交渉を行う、いわゆる神聖娼婦の一人であった。また極めて優秀な聖戦士でもあったため、将来は王族との結婚が約束されており、当時のハッティの王子より婚約の証として指輪が送られていた。
しかし、当人にはその気がなかった為、指輪に施された装飾は全て売られ、変わりに守護のまじないが施された。この指輪はイルヤンカ討伐の際にモリヤへと渡され、ヤーニヤー、ヘポロテルそして代々のワドメアの王へと受け継がれるウキヤの指輪となった。
なお、王子は神聖娼婦の仕事を快く思っておらず、やめてほしいと迫った際、思いっきり蹴られたとの逸話がある。
年表
?歳 | ?年 | 女神イナラシュの巫女となる。狩りや他民族との抗争に加護として寄り添いつつ、戦果を挙げるなど戦士としても名を馳せる。 |
?歳 | イナラシュ歴1年 | イルヤンカを討伐。龍の呪いにより槍となりハッティに持ち帰られる。 |
?歳 | イナラシュ歴91年 | モーゼの進攻を食い止めるため、当時最も武勇に優れた戦士に預けられる。戦士は活躍したが力尽き、槍は戦利品としてバルカムット帝国へ。 |
?歳 | セティ 第6年 | 伝わった冶金技術の実験の為に戦利品のいくつかが鉄のインゴットにされ、アグリストの槍もその実験に使われた。セティが慌てて中断させたが穂先は既に他の鉄と融合した後であった。恐らくは元槍であろうインゴットが見繕われレプリカが再現されたが、多くは金属として再加工され、工具、武具へとその姿を変えていた。 |
?歳 | セティ 第66年 | 加工されたアグリストIの一つが、石切り場にてショベルとして目覚める。兵士と殺し合いに発展したアグリストIIを補佐し、その後はオークの英雄が持つ槍として認知されるようになる。 |
?歳 | セティ 第70年 | ティアマットを討伐。消失する。 |
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- 最終更新:2020-09-05 06:35:41