ヤミ

プロフィール

2793F952.png
登場作品:女将軍モーゼ
性別:女
種族:アンデッド
所属:バルカムット帝国

 ツィドユウを信奉するアンデッド。彼女こそ真のアンデッドとして心の底より尊敬している。元々は比較的良識のあるアンデッドであったが、ツィドユウの研究を進めるにつれ、徐々に狂気に満たされていった。

 ツィドユウの研究の成果によるものか、大量のアンデッドの使役に長けており、最前線において最も恐れられるアンデッドの一人でもある。民間人は、アンデッドの元となる生きた人間を生み出すため、極力手は出さないという方針らしい。実験に使うこともあるが、一応統治も可能といえる。ただし、捕虜などは非人道的な実験により200%の確率で死亡するため、統治された地域は例外なく暗い。ちなみに200%死亡するとは、実験により確実に殺害され、その後戦場で使い捨てにされるという意味である。

 バルカムットの軍隊をよく表しており、多くの人々に恐怖を植え付けた。

侵攻軍の長として

 100人規模でアンデッドを同時に扱える彼女は、バルカムット帝国の軍容を代表する人物であり、そのため常に戦場に立ち続けていた。拠点には死体で押し入り、奇襲を受けたとしても死体で押し返し、圧倒的な減らない物量でもって、蹂躙する戦闘を非常に好んでいた。

 姉と比べアンデッド使役の術が苦手であったモーゼアンデッド使役のコツを学びに軍に加わった際、ヤミの物量の戦い方に疑問を抱き、この経験が戦術を駆使したらどうなるかを考えるきっかけとなり彼女を一流の戦術家として育てた。

 ハッティとの戦闘が拮抗していたころ、実験的に小さな部隊をモーゼに預けたところ、その部隊が戦闘をしたところから敵軍が瓦解したのを見てヤミは興味を抱く。モーゼの指揮権を徐々に大きくし、最終的には彼女に自分自身をも指揮させた。自分自身の戦い方とはまったく異なるが、面白いように敵が瓦解していく様が大いに気に入っていた。モーゼ自身もあらゆる局面で決定打を与えられるヤミアンデッド操作能力を高く評価しており、二人の物量と戦術は歯車のようにかみ合い、それまで苦戦を強いられていたハッティとの戦闘を、一気に終わらせる原動力となった。

北方防衛軍

 ハッティ制圧後、さすがに領土が広がりすぎた点と差別主義の強さから人材登用が追いつかず、これ以上の領土拡大は危険とセティは判断した。そのため、小規模でも広い範囲を制圧できるヤミバルカムットハットゥシャの中間にあたるティスティにおき、統治と半独立の権利を与えた。

 治世にはそれほど興味はなかったが、ハッティ残党の海の民からの抵抗が強まるであろうという事から今後の戦闘に期待して引き受けた。また、モーゼとの戦術が非常によくかみ合ったため、彼女をしばらく手元に置き辺境の討伐を任せた他、戦術の研究をモーゼとともに行った。

バルカムット崩壊前後

 モーゼの石切り場での反乱の知らせを受けて以後、ヤミは独立志向を強めた。内乱の活発にかこつけて、命令が届かないのをいいことに勝手な治世を行っていたが、混乱の収束に従い、再びセティと合流し、合同演習などに対する協力を行った。

 しかし、モーゼバルカムット帝国に帰国し、奴隷らをひきつれた大規模な反乱が勃発したため、再びティスティに戻り海の民の侵攻を防衛する任務に就いた。

 元々強いバルカムット帝国を取り戻したいと願っていた彼女は、アンデッドこそバルカムット帝国であるという発想に至り、援軍として派遣されたパハボトー率いる一隊を自身の部隊に組み込もうと画策した。突入させてから援軍を送らず全滅させ、その後、制圧したと油断した所でパハボトー隊を復活、アンデッド使役による内側からの奇襲という作戦を立てていた。

 この作戦によりパハボトー隊は孤立したが、アグリストIIの救援によりなんとか帰国に成功した。

 その後、しばらくしてバルカムット帝国は降服し、ヤミは独立勢力としてティスティを中心とした一帯を統治した。

対海の民

 留守中、海の民にいくつかの領土を奪われるなどの損害は確認できたため、ヤミはまずこれらの奪還から手を付けた。

 旧ハットゥシャの奪還を当面の目標として自らアンデッドを指揮して進軍を開始するが、戦術を研究し対策を練りに練ったヘポロテル率いるギーク騎兵隊の前に苦戦を強いられる。知性の無いアンデッドでは馬にまたがる事は出来ず、速度も圧倒的に馬の方が早い為に追撃がままならなかった。

 しかし、攪乱程度しか出来ないと悟ったヤミは騎兵隊はついでに撃破すればよいと考え、それよりも要塞化により多数建築された小規模な砦や堀、悪路を整え、アンデッドが通行しやすく、かつ、相手の機動力との差が縮まるように物量で地形に手を加えていった。この作業により侵攻は確実に遅くなったが、敵側に再利用されるものが無くなったため取り返されるという現象は発生せず、じわじわと確実に攻略対象へと近づいていた。

 これに対してヘポロテルは決死隊を編成。[[ワーゴ]とティスティの中間地点に部隊を派遣し占拠する奇襲に打って出た。該当地域がバルカムット帝国からも、ヤミの勢力からも遠く、両者への不満が溜まっていた点、そして海の民による海上の補給線及び退路の確保から周辺地域は一挙に離反し、ヤミは挟み撃ちを受ける形となった。

 この強襲を受けてヤミは一旦撤収。ティスティを中心とした防衛戦に力を入れるようになった。一定の範囲以内であれば鉄壁の防御を誇っていたが、防衛戦の最中にバルカムット帝国が降伏。ヤミは残党としてではなく本来あるべきバルカムット帝国の姿、アンデッドの聖地を取り戻す絶好の機会と考え、海の民からの降伏勧告を無視した。

 この考えに共感したアンデッドらが多数合流を見せ、統治経験のある彼らを迎え入れたことにより戦時中にもかかわらず民衆の幸福度は高い状態で維持された。特に、アンデッド兵士が9割を超える構成のために徴兵が強制ではなく、先祖の死体でも遺骨でも差し出せばその死体が家の、村の、町の防衛戦力として立派に活動するため当初は違和感のあった現地民も次第に慣らされていき、死体を大切にする文化が防衛戦の間に広まっていった。

 ただし、死に対する考え方はバルカムット帝国の物とは違ったため、死してなおヤミの兵士となりたいかと言われれば拒否する者が多かったため、本音の部分ではこの統治体制からは解放されたいと願う物が多数を占めていた。しかし、鉄壁の守りは崩される気配が無く、さらに驚異的な軍隊維持費の安さから逆に優位に立ち始める気配を見せており、民衆の望みがかなう可能性が徐々に小さくなって行く空気を彼らは肌で感じていた。


モーゼの進軍

 長引く海の民との戦争、そして希薄になって行くヤミ統治の終了への希望。この二つに終止符を打ったのはモーゼであった。

 バルカムット帝国を脱出した後、シナイ山にてアンアニの力をえたモーゼは更なる移動のための拠点としてティスティを求めた。かつての師弟であり友人とも言える関係であったが、すでに二人の意見は相容れない域に達しており、話し合いの余地は存在していなかった。モーゼ自身はヤミアンデッド操作術による物量がいかに脅威であるかをよく知っていたため、死者を出さずに戦う方法を模索し、ヨシュアサウロサンディらによる暗殺を計画した。

 幸い、ティスティ内部の魔法使いであったオルセがこの暗殺に協力を申し出、ティスティの防壁を魔法によって崩壊させ、混乱を発生させた。この混乱に乗じてヤミは殺害される。同時にアンデッドらは操作元を失ったために死体へと帰り、生存者はもろ手を挙げてモーゼを受け入れた。

 ヤミに賛同し合流していた知性あるアンデッドらはモーゼに帰順せず、新たな土地を求めてそれぞれ旅立っていった。

功績

 サウロほどではないが、彼女も多くの書籍、というか記録を残した人物でもある。ツィドユウ研究の際に得られた使役術などは、魔法の仕組みを解き明かす手がかりとして、魔法使いの間で重宝されており、また、その一部に死者の書と重複する部分が見られるため、サウロヤミの記録を参考にして、死者の書を完成させたのではないかと言われている。

 同時に、モーゼとともに研究を重ねた戦術に関するメモもオルセの手により再編されており、モーゼの戦術論としてまとめられた。しかし、ティアマット化の一件から、モーゼのとされた箇所が禁忌とされたため、伝統的戦術論と名称が変更された。

やられグラフィック

csaga_dead_u_009_01.png

利用mod

関連人物


  • 最終更新:2020-03-10 10:29:42

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード