メタトロン
さまよえる民の為に先頭で巨大な松明を掲げた人への称号
概要
モーゼ一行がバルカムットを脱出する際に用いた、メタトールを掲げた人物をメタトロンと呼ぶ。メタトールは群れの先頭に掲げられた人の何倍もの高さをもった巨大な松明で、この大きな炎のおかげで大人数がはぐれることなくまとまって行動することができた。
当然のことだが、先頭にはモーゼがおり、メタトロンはそのすぐ横に立つため、モーゼからの信頼が厚いもので腕力の強いものが選ばれた。メタトロンに選ばれることはモーゼ一行でも名誉なことであった。主に親衛隊から選ばれるか、親衛隊の始めての任務として与えられることが多かった。この名誉が転じ、後の宗教においては神格化され、神の使いのように扱われるようになる。
なお、モーゼの親衛隊である以上、本来メタトロンは殆どがダークエルフとなり、実際にメタトロンという名称でも呼ばれるが、この点に関する多くの神学者の答えは「モーゼがメタトロンの名前を使用した」とする傾向が強いようである。
太陽よりも燦然と輝く炎の柱はモーゼ一行の心の支えともなり、その炎のすぐ下に、彼らの指導者がいるという希望ともなった。そして自由と、まだ見ぬ一度も足を踏み入れたことのない故郷への道しるべでもあった。
代表的なメタトロン
ヨシュア | 原初のダークエルフであり、親衛隊の長を務めた。 |
ダナーン | モーゼの後継者。存命中はメタトロンとは呼ばれなかったが、死後、メタトロンに数えられた。 |
ラ・ドゥエ | 本来的にはメタトロンには数えられないが、ライゾーの処刑の離脱の際、謝罪と謝辞としてメタトロンの称号が贈られた。 |
ニヴァーナ | 二代目の親衛隊の長。ヨシュアの副官。エル・ダナーンを良く支えた。 |
その他親衛隊 | アンアニ討伐を支えたダークエルフの一団。街道を守り、群れを守り、モーゼのために命をかけた。 |
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- 最終更新:2022-03-08 11:55:47