ティアマット

概要

 本能のままに活動し、破壊の限りを尽くした邪龍。元はエルフであり、半死半生のハーフアンデッド、ダークエルフの祖でもある。当時の名前はモーゼと言ったが、伴侶であったサウロの裏切りにより殺害された際、魔力が暴走し、へとその姿を変えた。

 ダークエルフの神であり、その他の種族の悪魔である。

誕生

 アグリストIがそうであったようにを殺した者は必ず呪われる。モーゼの場合、アンアニを殺害した際にサウロと共にその呪いを受けた。の呪いとは、言葉を変えると不死性の継承であり、その不死性を保つため、往々にして無機物にされてしまう事が多い。

 伴侶であったサウロアンアニ戦の際に死亡しているため、自身の死体を無機物として扱うアンデッドとして呪いを受けたが、モーゼの場合、本来一人に集中する力が二つに分かれた事や、当のアンアニ本人が比較的好意的であった事などの稀有な例が重なり、モーゼにはその死後、本格的に呪いが発動する事となった。

 魔法の制御には必ず理性が必要である。理性ある存在として蘇ったサウロはともかく、死後に呪いが発動したモーゼに理性は存在しなかった。また、サウロの裏切りに対する怒りがあまりに強かったため、その怒りを晴らさんがためにただただ破壊を求めた。

 ダナーンにより討伐隊が募られ、各地から人が駆けつけたが、そもそもモーゼから力を授かったダークエルフはこの戦いには参加せず、ニヴァーナのみが手を挙げた。

討伐と封印

 ダナーンの指揮によりティアマットは討伐されたが、死体が残らなかったため便宜上「封印」と呼称され、オルセがその封印の管理の任についた。管理と言っても実質何かできると言う訳ではない為、監視と言った方が正しかった。討伐された地に小さな祭壇が作られ、そこへ定期的に足が運ばれ、様子を見る程度のものであった。

 当初はオルセにより管理が行われていたが、従者であったフェリスとのいさかいによりオルセが死亡してからは、フェリスが管理を引き継いだ。

 オルセ死亡の知らせはエル・ダナーンを通じて聖誓士団に伝えられたが、この際、フェリスエル・ダナーン聖誓士団とのつながりが無かったため、封印の場所については正確に伝わらなかった。

 表向き封印の管理を引き継いだ聖誓士団の団員がティスティにて地元住民にティアマット決戦の場所を聞いて回ったが、戦闘から10年近い月日が経過しており、実際に戦った者の記憶も薄れていた。そのため、大雑把な場所や複数の候補があがり、その中でも一番多かった地点を聖誓士団は封印の場所と定め監視を継続したた。しかしその場所は、実はダナーンが身投げを行い、その遺体の引き上げが行われた場所であり、実際に戦闘が行われた場所とは異なっていた。

ティアマット信仰

 ダークエルフから見ると、忠誠を尽くす相手であるモーゼがさらに強大な力を手に入れたティアマットは、現人神そのものであった。よって、その登場の瞬間から忠誠心は信仰心へと変わり、それ故にダナーンの指揮する討伐には、忠誠心で動いていなかったニヴァーナだけが参加できた。

 これは、モーゼアンアニに呪われた事により得た力を分け与えた事に起因する。いわば副産物ではあるが、呪いの一種と考えても良い。が自身の不死性を維持するために必須である、他者からの信仰、他者からの認知が強引に引き出されたものである。

 ティアマット討伐後、ダナーンダークエルフを共に第三の地へと導こうとしたが、その他のエルフがこれに反発した。ダナーンは激怒したが、ニヴァーナに諭される形で、一部の物だけを引き連れて移動を開始した。その後、ダナーンニヴァーナの尽力によってダークエルフティアマット信仰の受け入れが開始され、宗教の一つとして浸透していった。

 エル・ダナーンの宗教は神々を複数持つ多神教である。ティアマットもその一柱として数えられたが、ティアマット信者にとってはティアマットこそが神であるとする一神教である。

 受け入れ当初はニヴァーナの努力もあり、エルフダークエルフの区別なく門戸は広く開かれていたため、ダークエルフ以外の信者も居た。また、ダークエルフが他のエルフの神に祈りをささげる事も禁止されてはいなかった。しかし、アグリストVエボンフラムの力によってエルフからダークエルフへと変化したことにより、ティアマット信仰はダークエルフだけのものとなり、同時にダークエルフが他の神への祈りをささげる事を禁止した。

 

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  • 最終更新:2016-10-29 08:57:26

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