チェカ

プロフィール

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登場作品:女将軍モーゼ,Dな食卓
性別:女
種族:ヒューマン
所属:バルカムット帝国

 バルカムット帝国の軍人。デニアとは新兵時代からの付き合いで親友に当たる。職業軍人で戦闘を好み、指揮よりも最前線に立とうとする性格である。デニアと比べ家柄がよくなかったため出世は遅れている。

 アグリストIIと出会うまでは典型的なバルカムット人で、オークに対しての差別意識が非常に強かった。しかし、軍事演習でその命を救われてからは考えを改め、少なくともアグリストIIに対しては愛情をもって接するようになる。

 モーゼエルフを引き連れて奴隷解放を行った際、セティより宝剣「炎の剣」を託されワーゴの守備を任されたが、ヨシュアライゾーダナーンら別働隊の手により殺害された。このとき炎の剣ヨシュアの手に渡り、ダークエルフとなった際にモーゼの力によりエボンフラムへと変化している。

 ダナーン率いる別働隊に撃破されはしたものの、使命を全うするという執念から、自らを強引にアンデッド化し、知性のないまま周囲の死体を操作し、ワーゴを賊の手から守り続けていた。セティの命令により、ワーゴの援軍にきたデニアゼーアグリストIIらの到着により、ようやくチェカは安らかな死を迎える事ができた。

デニアとの出会い

 新兵として寮に入った際、たまたま同室だったのがデニアだった。本来であればデニアは家柄からチェカと同室になる事は無いが、アンデッド使役の資質が無いと判断されたため兵卒と同等の扱いとなった。

 いいとこのお嬢さんと聞いていたので、スキあらばスクールカースト的に尻に敷いてやろうと当初は考えていたが、予想に反して運動神経がよく、そして家事全般がポンコツであった。イジメの対象にしようにも、何か有れば力で抵抗するし、口も立つ。なにより片付けが全くできないので、喧嘩の後始末が全てチェカにのしかかる有り様でワリに合わなかった。

 こいつをイジメるのはやめようとチェカが強く認識したのは、仲直りと称してゲテモノ料理を提供した時だった。中身を開ければ虫が出てくる気持ち悪い鳥料理を提供し、泣きながら食べる所が見たかったのに、デニアはそれを平気で平らげるどころかチェカに勧め、逆に泣かされるハメになってしまった。チェカの頭の中では、デニアはお嬢様で良いものばかり食べてるという先入観があったのだが、デニア自身、アンデッドに育てられたためそもそも料理を食べたことがなく、昆虫の類はこれまでも食してきており慣れたものだった。懐かしさを覚えたデニアは喜んで手を付け、家で食べていた食事と聞かされたチェカは頭を抱える。

 泣かせるはずの料理で何故か本気で喜ばれ、逆に自分が泣かされるハメになったチェカはデニアをイジメの対象から外し、仲直りしたと本気でデニアが考えたのを良いことに、仲の良いフリをすることに決める。人間不思議なもので、仲の良いフリがいつの間にか本当に仲の良い関係へと発展し、チェカデニアにとって初めての友人となった。

 チェカデニアと同室であったため比較的早く打ち解けたが、そもそも新兵の訓練寮に白鎧の人間が混じること自体が稀で、周囲からの静かな反感というものは暫く残っていた。これが解消されるには、デニアに食事当番が回ってくる日まで待つ必要があった。

 バルカムット人にとって料理は極めて当たり前の技能であり、家事という認識すら薄い。デニアが家事全般ポンコツとはいえまさか料理がポンコツを下回るとは誰も予想にしなかったのである。一方のデニアは突然放り込まれた厨房で何をしてよいか解らず、とりあえず握りしめた包丁で恐る恐る食材を切るなどの作業を開始した。その結果、デニアの混乱に当てられて食材が復活をし始める。

 デニア自身、アンデッドの操作が非常に苦手だったため、食材を生き返らせてはいけないものという意識が弱かった。食材は様々な形で行き帰り、廊下を歩くようになった。一方、あまりにも料理が遅いのを不審に思ったチェカらは、デニアの様子を見ようと厨房へ向かった所、廊下中に溢れかえった奇妙な一群と遭遇する。

 こうして食堂を拠点としたデニア救出作戦が場当たり的に開始され、原因はデニア自身に料理をさせたことだと判明した(Dな食卓)。以後、デニアに料理をさせず、チェカデニアの分を担当する事となった。

 この一件により、「デニアにちょっかいを出すと色々と面倒くさい」という認識が訓練生の間に定着し、彼女は伝説とともに受け入れられるようになった。

抜擢

 デニア事件の際、率先して指揮を取り事態を鎮圧した功績から指揮官としての素質ありとされたチェカは、その個戦の技量の高さも相まってセティのお気に入りの一人ともなった。

 元々セティバルカムット帝国の為政に対しては改革を迫られており、差別の緩和こそが国力を取り戻す第一歩と革新していた。その繋がりで、家柄による差別の撤廃も計画されており、実力主義の取り入れが進んでいたところであった。チェカ自身、家柄はさして良くなく、指揮官に選ばれるとしても本来であれば部隊長止まりである。セティは彼女をゆくゆくは方面軍の長には据えたいと考えており、例年の合同演習にチェカが生き残ると若干の笑みを見せていた。

 尤も、最初の面談で特別扱いすれば増長するであろうという認識を持ったので、表面上は一般の兵士と同様に接し、実力を上げてこいとハッパをかけるに留められた。

 なお、デニア事件において、本来動かしてはいけない死体が動かされており、法によればこの時チェカは懲罰により下手をすると首が物理的に飛ぶところであったが、前代未聞の緊急事態であり、セティ自身の政局としても利用したい人材であったことから、年長者であったビエネスは一時的な減給、謹慎、指揮をとったチェカは死体を返して怒られる役割を押し付けられた。

 この返還作業においてチェカは大いに怒られたため精神的に凹みこそしたものの、普段であれば絶対に会えない層とのコネが作られ、彼女の出世街道の足がかりとなった。

アグリストIIとの出会い

 デニアに対してスクールカースト的に支配下に置こうとした所からも解るように、彼女は元々差別意識が強い。が、これは仲間意識の強さの裏返しでもあって、一度仲間と認識した相手に対しては別け隔てなく友達として接する傾向があった。当初は敵対として認識していたデニアに対しても、同室での生活を経たことにより仲間という認識が芽生えたのと同じように、アグリストIIに対する入り口も、時代の風潮に合わせた差別を基本としたものだった。

 そもそも親友のデニアアグンヌへ配属された事自体、チェカは気に入らなかった。オークを人間と思っていなかったし、万が一の事があってデニアオークに殺されてしまうかもしれない。その可能性を考えると気が気でなかったし、親友をオークに取られたような気もして、その辺りの私情がオークへの差別を少しだけ強くしていた。が、これはデニアが特別なのであって、チェカ自身の考え方はバルカムットでは至って一般的な考えである。

 セティに合同演習への参加を期待されているとは言え、チェカが特別扱いされることはなく、選抜は適切なルールの元行われていた。この合同演習でもチェカはそれなりの成績を納めており、指揮官としての手腕、特に小規模での現場指揮は高い評価を周囲から得ており、常連として名声を高めつつあった。実力主義を望むセティにとって、彼女の成長は非常に望ましいものであった。常連として自信がついてきたころ、ひょっこり参加してきたのがアグリストIIであった。

 合同演習は各地の精鋭が参加する選ばれた場であり、その場に奴隷であるオークが参加すると聞いた時、チェカは自分が下に見られたような気がした。このため合流初日からアグリストIIを含んだアグンヌ選抜隊に絡み、食堂にて乱闘騒ぎが発生する。この乱闘はアグンヌ隊の勝利で終わるが、チェカは口論をやめようとはしなかった。

 売り言葉に買い言葉で場所が食堂ということもあり、オークに対して出すような料理は豚の餌など口汚くののしるチェカであったが、バルカムット人にとって料理は誇りでも有る。食事担当をしていた兵士らを逆に敵にしてしまったどころか、その日の料理の総指揮を取っていたセティの登場により立場が一気に逆転してしまう。

 乱闘騒ぎにより地面に落ちた残飯を食べさせられるチェカであったが、アグリストIIは普通にその食事を手伝った。奴隷出身の彼にしてみればそれは普通の食事だったのである。むしろ豪華なぐらいだった。しかし情けをかけられたと感じるチェカを見て、禍根が残ると判断したセティアグンヌ隊とチェカを招いて特別に食事会を開くこととした。

 食事会にて一応の手打ちということになり、セティの顔を立てるためにもチェカは合同演習ではこれ以上関わりを持たないようにしていた。しかし、運命は両者をもう一度引き合わせる。合同演習中、標的として動かされていたアンデッドが暴走を始めたのだった。運悪くチェカの指揮していた隊はこのアンデッドとぶつかり、袋小路へと追い詰められてしまう。

 チェカは負傷者を離脱させるためあえて囮となり、決死の覚悟での戦闘を開始した。他の兵士らが突入をためらう中、アグリストIIが迷わず飛び込みアグンヌ選抜隊もそれに続いた。彼らの奮戦によりチェカはなんとか一命をとりとめ、これ以降、彼女は少なくともアグリストIIへの態度を改め、他の合同演習参加者も同様にアグリストIIを受け入れるようになった。

奴隷蜂起

 アグリストIIが名声を高めオークの地位が改善されだした頃、バルカムットモーゼが帰還する。奴隷解放を訴え交渉に出たモーゼであったが、その無理な要求にセティは応えられず交渉は決裂。この決裂と同時に各地で奴隷が蜂起を開始した。

 チェカはこの混乱に乗じて攻めてくる敵の備えとして、要所となるワーゴの防衛を任され、この際炎の剣を指揮官の印として授与された。

 一方モーゼ一行は諍いによって本体と別働隊に別れ、本体は奇策を以て海を渡った。別働隊はダナーンに率いられワーゴへと迫り、ヨシュアライゾーニヴァーナの精鋭によるチェカの暗殺が実行された。この暗殺によりワーゴの指揮は混乱し、チェカが預かった炎の剣ヨシュアが戦利品として持ち帰った。

 ワーゴ内に残されたチェカの死体であったが、ここでチェカは与えられた使命を全うするために執念で自分自身を知性のないアンデッドとして復活させる。バルカムット産まれのバルカムット人には稀に起こる現象であり、この時周辺の死体もろともワーゴを守るアンデッド集団として復活させ、敵味方を問わず殺害が開始された。指揮の乱れはこのためである。

やられグラフィック

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カットイン

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  • 最終更新:2018-06-23 07:07:23

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