ゼー

プロフィール

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登場作品:女将軍モーゼ
性別:女
種族:ヒューマン
所属:バルカムット帝国,聖誓士団

 バルカムットの軍人。デニアと同じくムタヤータメの部下。ムタヤータメの影響で、アンデッドを労働力としてみる習慣には否定的。ただし、兵士としては戦術の一つとして許容している。他種族への差別はほとんどないと言っていい。

 主にツィドユウの遺跡(ツィーツィの洞窟)より現れるアンデッドの討伐を担当している。ツィドユウの遺跡では、封印されたツィドユウの魔力が強すぎるため、そこで死亡したものはアンデッドとして動き回る。人のみならず、迷い込んだ昆虫や小動物などもアンデッド化するため、定期的な討伐が行われている。また、ツィドユウの魔力が干渉するためにアンデッドの制御が効かず、実力のある生身の兵士以外は戦力にならない。

 本人は、軍人としては一般的なバルカムット人からはややずれているが、女性としては強い男の子供を生みたいという願望が強く、そういう面では極めてバルカムット的である。

 アグリストIIには討伐を手伝ってもらうなど恩が多くあったため、バルカムット帝国崩壊後、エボンフラムを浄化する旅を支援した。また、本人はバルカムットの軍を引き継いだが、これらはツィーツィの洞窟の定期討伐に当てられ、決して周辺に向けられることは無かった。

デニアとの出会い

 デニア同様に名家の生まれではあるが、士官学校では同時期に通ってはいたものの、チェカが日々の世話をしていた事、ゼーが一つ年上であった事などで接点はほとんど存在しなかった。二人が出会うのはデニアアグンヌに配属されて以降となる。元々思想としては伝統的なバルカムット人ではなかった点、及び成績等を踏まえてツィドユウ討伐隊に配属となった。

 この当時、セティの舵取りの問題も有り一般的なバルカムット兵にとって、隊長への就任は左遷と同義であり、隊長から他の地域への異動は栄転であった。ゼーの前隊長は給与こそ下がるが自身の栄転を喜び、ゼーをなぐさめた。一方のゼーは常に実戦を体感できる環境を喜び、憧れていた将軍、モーゼが実際に行ってきた戦術を実践できる良い機会と考えていた。

 元々損害を出さないために考案されたモーゼの戦術は、損害を出してはいけないツィーツィの洞窟とは非常に相性がよく、これまでトラップのメンテナンスや再構築、及びその護衛などが主な内容であった定期討伐はより実戦的なものへと変化し、洞窟内部のより深い部分までの制圧に成功した。

 この功績を称えるため、セティ及びムタヤータメが訪問した際、護衛として連れていたのがデニアであった。以前から異例の事件を複数起こしていたデニアはある意味有名人であったためゼーデニアの事をよく知っていた。元々人懐っこい性格であったゼーはすぐにデニアと打ちとけ、隊長格同士の交流から親友と呼べるまで二人の仲は発展した。

アグリストIIとの出会い

 ゼーの赴任後、ツィドユウ討伐隊は休暇を重んじるようになった。バルカムットは基本的に他民族を差別し使いまわす傾向が強いが、それは同時に自分自身の命も平然と粗末にするもので無理をすることが美徳するかのような習慣があった。しかし、ツィーツィの洞窟の現場に立つ兵士としてはまず怪我をしない、死なないことが大前提であり、死亡リスクの高まる行為と自分たちの美徳がかみ合わず、損害が出て当たり前、無理をして当たり前という伝統が根強くあった。

 ゼーモーゼの戦術論に従ってこの伝統をまず断ち切り、また、いかにして兵士を休ませよく戦わせるかを研究するため、労働者の管理をしているデニアと休息について意見を交換し、お互いの参考とした。この交流により、石切り場の護衛の一部を討伐隊が受け持ったり、あるいはツィーツィの洞窟に装備品を労働者が直接運んだりと言った試みがなされ、時には兵士が労働者を手伝い作業の欠点を洗い流したり、労働者に武器を持たせて共に洞窟内に入りどのような挙動を見せるかを確認するなどお互いの改善点を探るためにお互いの作業を手伝わせた。

 お互いの人材の行き来は珍しい事ではなく、この交流があったためデニアアグリストIIを気軽に紹介が出来た。丁度、珍しく損害を出し、さらには突然強化されたアンデッドに苦戦し危うく包囲を突破されかけていたところに現れたアグリストIIを歓迎し、彼を貴重な戦力と認めた。

 ゼーアグリストIIに内部調査と先日戦死した兵士の遺体処理を依頼したが、これにパクアヌラーが強く反発。単独で突入を開始したため彼の保護も依頼に追加された。この一件は結果としてパクアヌラーアグリストIIの関係を改善し、お互いの信頼関係を深めた。また、アグリストIIの戦果はツィドユウ討伐隊の兵士経由でアグンヌに広がり、セティへの謁見の足掛かりともなった。

モーゼ追撃戦

 モーゼの出バルカムットに際して、アグリストIIライゾーに誘われた経緯を利用してトリケゴへの強襲が立案された。デニアを捕虜の手土産としてアグリストIIを偽装合流させ、スキをついて攻撃を加える案である。この強襲部隊はツィドユウ討伐隊が担当し、トリケゴの奪還に成功する。が、辺りの異変を押さえていたジリスの力が不安定になったため、草木の成長が激しく一気に地形が変化する異変が発生したためやむなく撤退、放棄された。

 その後、異変の落ち着いたトリケゴモーゼ率いる解放軍に再占拠され、バルカムット脱出を望む人々が徐々に集まり始めた。

 モーゼ率いる解放軍は、中核こそ元カリコの傭兵部隊であったが大半はオークエルフであり本来であれば通例通り鎮圧は容易い内容であった。が、数の暴力以外の戦術を知らないバルカムット兵と歴戦の将軍であるモーゼとでは勝負にならず、極めて少数の損害でアテンからトリケゴのルート上にある町は攻略され、略奪されていった。

 実戦経験の少ないものでは歯が立たないと考えたセティは、バルカムット内で最も多くの実践をこなしているゼーを先鋒とし、自ら指揮をとって追撃戦を開始した。

 地形上、バルカムットから別の地域へと脱出するには南方の山脈を抜けてエルフ自治区に逃げ込むか、北のワーゴを通り抜けて東に抜ける他なかった。いずれも大人数で抜けるには不向きであり、すでにモーゼの無傷での脱出は不可能となっていた。セティの評価はいかに見せしめとして虐殺の成果を挙げるかにかかっていたため、脱出により体力を必要とする山脈へと追い込む方針を採用した。

 モーゼ一行はバルカムットの伝統にしたがい、先頭にメタトールを掲げて移動を行った。訓練されていない民衆の目印としてそれが最も有効であった為と推察されたが、同時に追撃を行うセティにとっても居場所を知らせる物でもあった。略奪こそ許したものの、所詮は訓練されていない民衆。移動の速度は徒歩の軍人に劣り、当然戦車とは比べるべくもなかった。

 東に進みスクガッデーナの森に入ったモーゼは行先が海であったため引き返さざるを得なくなり、セティはその引き返してきた一行を叩くため、陣を広く構えた。しかしその翌朝、現場にはメタトールだけが残されモーゼ一行は対岸へと移動していた。海を渡る用意を一切していなかったため追撃は断念せざるを得ず、セティの評価は一気に落ちる事となる。

ワーゴの守備へ

 モーゼを取り逃がしたことによりセティを見限るものが現れ始め、これまでの奴隷の反乱とは異なる形の反乱が発生するようになった。特にアンデッドからの反感が強かったため、多くのアンデッドが離反し、財産であった保存状態の良い死体の多くが奪われた。現地調達するほか無くなったが、アンデッド操作に長けた者ほどセティの為政には反感があったため彼らもまた離反し、バルカムット帝国内は混乱を極める内乱状況となった。

 ゼーセティが信頼を置けるものとして連絡の途絶えたワーゴの防衛に当たらせた。これにはアグリストIIデニア等、アグンヌの者が主に当てられた。セティはその他の者を従えて、内乱の鎮圧及び防衛線の構築に心血を注いだ。

 連絡の途絶えたワーゴだったが、敵性勢力に占領されたというような気配はなく、また周囲には賊の死体なども散見された。何度も戦闘をした跡が見られたがその一方で死体は放置されたままで生活感が見られなかった。内部の清掃の為、状態の悪い死体から片付けを開始し、アグリストIIデニアは死してなお砦を守り続けていたチェカと遭遇。これを殺害しワーゴを制圧した。

 ゼーヤミが離反すると考えていたため、戦闘に備えて状態の良い死体は予備兵力として保管し、デニアと共に防衛に心血を注いだ。また援軍として送られたパハボトー隊の救援のため、アグリストIIを単独で海の民に潜入させた。以後、アグリストIIとの連絡は途絶えたが、ゼーは生存を信じて任務に当たり、バルカムットが無くなるその日まで出入り口であるワーゴを守り切った。

バルカムット崩壊後

 ツィドユウ討伐隊からバルカムット崩壊までモーゼの戦術を研究、実践を繰り返したゼーはその実績を買われ、アグンヌの守備全般から、マムルークの防衛、紛争解決と引退するまで常に戦場に関わり続けた。出世するに伴い事務作業が多くなり、より大きな指揮を任されるようになった。

 首都機能をアグンヌからアテンへと戻す際、聖誓士団の事務を総括するようになり、無秩序に受け入れられていた団員を組織だったものへと再編した。なおこのゼーの改革が非常に上手く行ってしまったため公私の混同が懸念されるようになり、政治と聖誓士団を切り離すよう当時の執政から強い要望が出された。これにより一旦聖誓士団は規模を縮小するが、ふるいにかけられたことで中身はより洗練された物へと変化した。

 聖誓士ではあったが公私の混同をせず、部下の勧誘を行うようなことはしなかった。もっとも、ゼーを慕う聖誓士が多く配属を希望したため、実質聖誓士の部隊とはなった。

 聖誓士団の拠点や組織図など、ゼーの手がけたものは少々の手は加えられたものの解散までしっかりと機能した。

年表

12歳 セティ 第59年 士官学校入学
14歳 セティ 第61年 士官学校卒業。同時にツィドユウ討伐隊に隊長として配属される。
16歳 セティ 第63年 新任のデニアを紹介される。
19歳 セティ 第66年 討伐中、強化されたアンデッドを仕留めそこねるが、偶然立ち寄ったアグリストIIの協力で対処に成功。
21歳 セティ 第68年 モーゼエルフオークを引き連れて逃亡。追撃の軍に参加する。
21歳 セティ 第68年 ツィドユウ討伐隊デニアアグリストIIを率いワーゴの奪還、及び防衛の任につく。
22歳 セティ 第69年 バルカムット帝国が降伏。マムルークへ名称変更。引き続きツィドユウ討伐隊を率いる。
24歳 マムルーク歴 3年 聖誓士団発足。団員の一人としてデニアアグリストIIをバックアップする。
25歳 マムルーク歴 4年 アテン奪還により首都機能が移転。聖誓士団の組織を再編する。

やられグラフィック

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  • 最終更新:2020-08-16 09:17:08

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