サンディ

死してなお契約を果たす最強の傭兵

プロフィール

1FCAAE3C.png
性別:女
 カリコの3姉妹が一人で次女。単身での戦闘を得意とし、ヨシュアによる親衛隊が組まれるまでは彼女がモーゼの護衛を勤めた。

 サウロによってモーゼ共々殺害されるが、ティアマット化の影響を受け復活し、ダナーンら討伐隊によって共に封じられるまで契約を遂行した。

暗殺のための訓練

 彼女を産み育てたカリコの一派は正統な流れを受け継いだ本家であり、かつてはバルカムット帝国と傭兵契約を結んでいた勢力であった。が、一世代前に契約を破棄したところセティ命を受けたモーゼにより反乱分子として攻撃を受け、撃破、鎮圧されていた。

 カリコ直系の巫女となる予定であった彼女には姉と妹が存在した。3人ともモーゼへの復讐、バルカムット帝国への復讐のための英才教育が施され、姉のフロッシーには指揮能力や作戦立案能力、妹のゼルダには事務作業、そしてサンディには個人戦の特訓が行われていた。

 サンディは1歳になる前から歩けるほど身体能力に恵まれていた。復讐に燃えるカリコの一団は彼女の身体能力を見てすぐに武器を持たせ、訓練を施すという人道に外れた特訓を開始した。

 物心つく前から棒きれを振り、人らしい生活をする前に人の殺し方を叩きこまれる。この訓練の間に肉体の苦しみを感じないようにする防衛本能からか感情の起伏が小さくなり、5歳を迎えるころには殆ど笑わない、人形のような存在となっていた。この防衛本能の影響によるものか、訓練中に右目を負傷した際に一切痛がることが無かったために手当てが遅れ、4歳の頃には右目を失ってしまっている。

 フロッシーが有る程度喋れるようになった頃、この訓練、妹に対する非道な仕打ちに反発したが、大人の前には歯が立たず殴り飛ばされるような事案も発生した。なお、その殴り飛ばした相手はサンディの手により殴り飛ばされ、生きたまま背骨を抜かれ絶命するという壮絶な反撃を受けている。

 姉を殴り飛ばした男の背中目がけて殺気を発する事もなく左手で肘を入れ、身動きが取れなくなった所に足を払い、落ちてくる勢いと重さを利用して右手で持っていたナイフを背中に突き刺し背中が切り開かれた。切り開く際に背中側から押したためにうつぶせに転がされた男は、倒れると同時に背中に左手を差し込まれ傷口から勢いよく背骨が抜き取られた。まるで魚を三枚におろす作業をするかのような淡々とした鮮やかな手並みに、周囲にいた大人たちは何が起こっているのかすぐには理解が出来なかった。

 殴り飛ばされた姉を守るためとはいえ、大人も居た状態で誰もそれを妨害することもできず、それどころか唖然として眺める事しかできなかった鮮やかな手並みに大人たちは恐怖を覚えた。が、同時に暗殺の成功を強く確信していた。

 静まり返ったその場をフロッシーが巫女の長女として発言を行い、彼女らを粗末に扱う者がどのような仕打ちを受けるかが周知され、三姉妹と大人たちの力関係は拮抗を見せるようになった。暗殺の道具から三姉妹と言う対等な組織として扱われるようになり始めたのである。無論、これは腫物を扱うようなものであり、大人たちからすれば悩みの種ともなってしまった。

 サンディのコントロールはそれほど難しくは無かったが、痛みを訴えないために限界を超える事が多々あった。その都度フロッシーを怒らせては口論となり、大人の誰かがフロッシーに暴力を振るおうとした。しかし、手を振り上げた瞬間に姉を守ろうとしたサンディにより重傷を負わされるようになったため、訓練や作戦立案などにフロッシーも参加させ、しっかりとお互いの意見を反映させるように内容が変化していった。

 フロッシーがメニューを考えるようになってからは休憩が今まで以上にしっかりととられるようになり、結果として、今まで麻痺していた痛みなどを若干認識できるようになってきた。これにより、相手の攻撃をよりしっかりと避ける技術を身に着け始め、6歳の時点では素手のサンディを相手に武器を持った大人が10人がかりでも歯が立たない程に武芸が磨かれていた。

 また、訓練内容自体はサンディのみに課せられるものではなく、周辺の大人らにも同様のメニューが義務として課せられた。サンディが失敗しないとは限らない、次善の策を複数持つのが当然であるとフロッシーに論破されやむなく開始させられたものである。子供向けと侮っていた大人らはその内容の厳しさに数多くが脱落し、大人以上のメニューをこなせるサンディ、そして自身も参加しなんとかこなしていたフロッシーに対して文句をつける大人は徐々に数を減らしていった。

 かくして若い巫女を首領とした集団へと変化したカリコモーゼ暗殺の計画をいよいよ実行の時として行動を開始した。

モーゼ暗殺計画

 大人たちが考案したモーゼの暗殺計画は大雑把には以下のような流れであった。

 まずは見分のためとして各地を巡回しているモーゼの行く先を予想し、その中から通り道に当たる街道で商隊を襲撃。品物を奪う際にサンディオークに紛れて残す。モーゼが接近を許したところでサンディが暗殺を決行する。と言う物である。

 しかしこの襲撃のために複数人数が動いたためにモーゼに察知されてしまい、一派は逆に襲撃を受けてしまう。この時サンディも何体かアンデッドを破壊したが切り札であるために大人たちから逃がされ、フロッシーゼルダを含めた3姉妹と数名の大人たちのみが生き残った。

 この時サンディは複雑な心境を抱く。自分自身を物扱いし、決して好きではない、むしろ何かあれば躊躇いなく殺せるぐらい恨んでいる大人たちが次々に自分をかばって死んでいった。その死を見て、悲しみと戸惑いが込み上げてくる自身を発見し、遠目に見た指揮官に対して、これまで大人に抱いた以上の恨みを持っている事に気が付いた。そして、同様の心境であったフロッシーと共に新たな暗殺計画が立てられた。

二度目の暗殺計画

 以前までと異なり使える人員の数が少ないために、正攻法で忍び込んでの暗殺が立案。そこに至るまでの道のりや変装、書類関係の準備等も3姉妹の手作業で行われた。まだ幼く訓練を施されていなかったゼルダであったが偽造や書類の入手に関して天才的な技術を見せ、侵入経路の設定はフロッシーが行いその計画に沿った訓練メニューを考案、サンディは淡々とその訓練をこなし、いざ決行の日を迎える。

 前回の失敗と異なり、今回は少数人数で動いたために足がつきづらく3人はモーゼの寝室のすぐ近くの城壁内側にまで入り込むことに成功した。作戦の最終確認をフロッシーと、ゼルダとは脱出のための準備のために必要な物の最終確認をそれぞれ行い、サンディアテンの王宮内部へと忍び込んだ。先に脱出のために必要な印章を盗み、そしてモーゼの寝室へと屋根裏を通って侵入。

 モーゼの寝ている位置をおおよそ確認した後、着地の衝撃でバレないように屋根ごとぶち抜いて真下に居るモーゼを強襲した。

 屋根が破壊される音で飛び起きたモーゼは、反射的に護衛の死体を動かして破片こそ防ぐことに成功した。しかし、サンディの攻撃への妨害は、妨害に出た死体が落下中の一瞬で撃破されてしまったため身を守る術を失ってしまっていた。不幸中の幸いでサンディが片目であったため距離感を若干失っており、妨害による落下地点のズレに彼女は対応しきれなかった。

 襲撃の失敗を悟り、モーゼにはかすり傷すら負わせられないと判断したサンディは着地の体制を整える。一方でモーゼは破片を防いだ死体では足りないと判断し、使役する死体を増加。捨て身の妨害による捕縛を試みた。

 しかし捨て身であったのはサンディも同様であった。持っていたナイフは死体に刺さって抜けなくなったために素手での戦闘を余儀なくされたが、この状況でも王家の護衛という選りすぐりの死体の破壊に成功するなどの異常な戦闘力を発揮していた。この戦闘力をみたモーゼは逆に冷静さを取り戻す。やみくもに死体を動かさずに戦術でもって相手を制圧する、将軍として強敵に出会った時の喜びを見出し、死体の戦術的な動きによりやっとサンディの捕縛に成功した。

 モーゼサンディが盗んできた印章を見て他に仲間がいると判断して周囲を警戒。襲撃実行者が他に居ない事を確認して、脱出のために待機しているはずの人員のあぶり出しにかかる。まず自身そっくりの首を死体から作り上げ、窓の外へと投げ捨てた。次にサンディと同じ姿をした死体を作り上げ、カーテンを用いた簡易ロープを使って地面へと降り立つ。それを見たゼルダが脱出用のロープを投げ入れたためおおよその位置を把握したモーゼはその周辺に死体を集結。フロッシーゼルダの捕獲にも成功した。

モーゼの私兵に

 モーゼは捕らえた3人が年端も行かない子供であったことに驚愕すると同時に、自分自身の業の深さを思い知る。常々自身の出自に迷ってはいたが、彼女ら3人の襲撃を受けたことでバルカムット帝国を裏切る決心がつき、目の前に居た自分自身を襲った3名にその旨打ち明けた。

 当然フロッシーはこれを疑問に思い反発する。が、モーゼは暗殺した後の彼女らの目的を引き出し、カリコ再興を望むのであれば取引をしようと持ち掛けた。すなわち、カリコ再興の手助けをモーゼが行う、代わりにカリコの者はモーゼバルカムット帝国を裏切るプランを手伝う。もし、モーゼが裏切ったらすぐに殺せるよう3名を私兵として傍に置くが、裏切らない限りは護衛として勤める。

 カリコ全体の話であったためフロッシーは即答を避けたが、お互いの前金としてまずはカリコの残党に引き合わせる事、その約束を守ってもらえるかどうかを判断するために一時的な私兵として、かついつでも暗殺できるポジションとして3人を迎え入れるよう提案した。モーゼはこれを受け入れ、捕虜としていたカリコの大人らと3姉妹を引き合わせた。

 大人らとの再会を喜んだフロッシーモーゼからの提案を彼らに伝え、全員との話し合いを行う。大人らは契約を提案し、モーゼカリコ再興を約束。捕虜となっていたものは全員モーゼの私兵として指揮下に入り、3姉妹は護衛、そして報酬としてモーゼに預けられた。

義眼の贈呈

 私兵となって数年、18を迎え身体の成長がしっかりとした頃サンディモーゼより一つの贈り物を受けた。極めて精巧な義眼である。それまでもパーティなどでは見栄えのために木製の義眼を入れる事は有ったが、成長と共にサイズが合わなくなったり、素直に眼帯をつけた方が見栄えが良い等の理由でサンディ自身義眼があまり好きではなかった。

 そのサンディに、成長により義眼のサイズが変更が無くなる時期を見計らって、本物の目と区別がつかない、バルカムット帝国の技術を結晶させた強化ガラスによる義眼を3つ、これまでの謝礼として贈答した。普段は何を贈られても喜ばない彼女であったが、この時ばかりはとても喜び、義眼を日常的につけるようになった。

生きたアンデッド

 3姉妹が報酬としてモーゼについてから、護衛は主にサンディの担当となった。たまに発生する強襲等において、アンデッドよりも前にでて敵の刃を受けに行く姿、そしてそれでも怪我をしない身体能力から「生きたアンデッド」と呼ばれる事もしばしばあった。

ヨシュアの師となる

 モーゼが石切り場で後継者候補を得てから暫くは、サンディヨシュアの教育を担当した。人を率い、人を守る英雄としての力がスパルタ教育で叩きこまれる。元々の才能はそれほどなかったヨシュアであったが、フロッシーの訓練内容、サンディという目標は彼女のモチベーションを強く保ち、一人前の戦士以上の強さを会得した。

モーゼの護衛として

 シナイ山ヨシュアの特訓を終えてからはモーゼの護衛に徹するようになる。モーゼも護衛として最大限の信頼を置いており、共に過ごす時間はモーゼが伴侶として誓いを立てたサウロよりも長かった。

 特に単身交渉に赴く際には超遠方から弓矢での護衛、さらにはセティを人質にとる神業を見せており、いかにモーゼサンディを信頼していたかが伺える。

 突然石切り場で殺戮を繰り広げた身であるため、単身で乗り込むという行為自体は極めて危険な行為と言える。しかし、モーゼは王宮までは一人の方が逆に安全であるが、帰りは護衛に相当する何かが必要であるといい、サンディには帰りの護衛を産み出すよう指示を出した。

 セティとの交渉は決裂が大前提であったため、対話中に捕らえられ殺害される可能性が一番高かった。そこでモーゼは指示を出そうとした瞬間に、セティの頭の真横に矢を射るようサンディに伝えた。無論セティは自分の命が危険にさらされたからと言ってブレるような甘い人間ではないが、周囲の人間はセティの命と引き換えにモーゼを殺害しようとはしない。そこまでの責任を取れる者や野心を抱いた者は居ないのだ。

 集団の心理を逆手に取った人質作戦は絶大な効果を発揮し、モーゼは悠々とアテンを脱出。その際ヨシュアらの手引きによって多数のエルフオークが彼女に従った。

シナイ山へ

 バルカムット帝国脱出後、引き連れられたカリコらは再興を果たしたものとして契約は成就された。以降の3姉妹は報酬としてモーゼに支払われ、その生涯をかけて護衛を引き受ける。

 モーゼが力をつけるためにアンアニの討伐に赴いた際は異界の扉を開き続けるために巫女の血筋が必要であったため、サンディは護衛につくことが出来なかったが、ヨシュアが代理でその任についた。この後一部のエルフダークエルフとなりメタトロンとして親衛隊が結成されたが、親衛隊はモーゼのみの護衛ではなく群れ全体の護衛を担当したため、出動がかかった際にはサンディが侍る事となった。

 ただし、基本的には寝食を共にしていたため、事実上は常任の護衛の任から外れたと言う訳でもなかった。


対ヤミ

 モーゼが群れを約束した新たな故郷へと連れていくには、是が非でもヤミの統治するティスティ周辺の突破が必要であった。これまではバルカムット領内を突っ切り、すでにある程度の戦力を有している状態から強引な活動が可能であったが、ヤミ領内より先は様々な国や集落があり、ある程度の交渉や偵察が不可欠でもあった。

 このためしっかりとした下準備を行いつつ、全員が戻ってこれる仮拠点を構える必要があり、ヤミティスティは拠点としても条件が良かった。ただしヤミの統治は人々から歓迎されていないし、旧来のバルカムット帝国に近い物であった。ヤミを放置したままティスティを間借りすれば旧来のバルカムット帝国を認める事になり、群れとしての存在意義にも関わるため撃破以外の選択肢は存在しなかった。

 正面からのティスティ突破は高い城壁と無尽蔵に増える死体を相手にするために不可能と言ってよかった。このため、ティスティ攻略には内部からの崩壊が計画された。

 ティスティでは以前からヤミ統治に対する不安が高まっており、一部の者は転覆を狙い地下工作を行っていた。その中の一人であるオルセが秘密裏にモーゼに交渉を行い、城壁の破壊を進言した。

 少数精鋭で内部に侵入する必要があったため、潜入班にはヨシュアサウロサンディが選抜され、兵士はサウロによる現地調達の方針が取られた。戦闘で死亡した城内の兵士はヤミよりも早くサウロが使役し、ヨシュアの指揮下へとつけることで内部の戦力、そしてヤミの戦力を有限の物とする策がとられる。

 一方のサンディは別動隊として矢倉を一つ制圧。骨を折られ、戦意を喪失した兵士らが転がる最上階からヤミの頭部目がけて矢が放たれた。突然放たれた矢は誰かがヤミを裏切ったと想起させ、精神的に限界に来ていた兵士らは次々にヤミ目がけて矢を放った。矢ぶすまとなり体が重くなったところにヨシュアエボンフラムによる一撃がヤミの身体を切り裂き、この戦いに終止符が打たれた。

ティアマットの眷属へ

 ティスティを占領してからモーゼ一行は暫くその街へと留まるようになった。下準備の為に偵察などが必要であったためである。ヨシュアら親衛隊はモーゼの盾ではなくエルフの盾であったため街道の警備などに当てられ、モーゼの周辺の警護はサンディら3姉妹が引き続き担当していた。

 ティスティ解放に対する周辺都市からの歓迎は強く、バルカムット帝国による長い支配を終わらせた英雄として彼らは迎え入れられた。あいさつに訪れる者や外交的な相談などの来客は後を絶たず、モーゼは事務作業と面会と言う初めての敵と遭遇していた。終わらない作業量に、対アンデッド戦の方が楽だと愚痴をこぼすほどにモーゼの披露は溜まっていった。

 この気晴らしのためにとサウロが散策を提案。モーゼは何度も断ったが愛弟子のダナーンからも提案を受けたため断り切れず、気晴らしの散歩を承認した。護衛には当然3姉妹が選ばれ、モーゼは生まれて初めてかもしれない政務を離れた自由を満喫することにした。

 しかしこの散策はサウロの仕組んだ罠であった。

 サウロモーゼを殺して生き返らせればいつまでも若い姿のモーゼと過ごすことが出来るという妄執に取りつかれていた。このため、護衛を少しでも少なくできるよう機会を窺っており、私兵3名のみの護衛で城塞から離れた地点に散策に出る、という絶好の機会を作り出したのだ。

 ヨシュアにはかつてのジリスの残党が、モーゼにはバルカムット帝国の残党がサウロによって導かれそれぞれ強襲を行った。

 規模によっては単身で城塞を陥落させる力を持ったサンディら3姉妹を殺害するために、サウロは倒れるバルカムット帝国兵を復活して使役した。3姉妹は良く戦ったが、アンアニの力を得ていたサウロの使役の前にはさすがに体力も底をつき、とうとうモーゼは生涯最高の護衛をすべて失ってしまう。

 モーゼはこの襲撃がサウロにより仕組まれた物と知り、死の際にその力を暴走させ自らをとした。この時、その場に有ったサンディフロッシーゼルダの三名の死体は竜牙兵として蘇り、ティアマットを守る最後の砦となった。

 ただでさえ生きているサンディに蹴散らされ、何とか物量で押し切っていたにすぎないサウロの襲撃部隊では竜牙兵となった3姉妹には歯が立たたず、サウロは撤退を余儀なくされていた。

ティアマット決戦

 ティアマットとして復活したモーゼは怒りに任せて周辺を破壊しつづけた。破壊の象徴となった師に対してダナーンティアマット討伐を決意。周辺から勇者をつのりティアマットが生成し続ける竜牙兵との闘いを開始した。

 元々稀代の戦術家であったモーゼではあったがティアマットとして理性を失った状態ではほとんどの竜牙兵の統率が取れておらず、小隊規模で活動する程度のアンデッドに近い存在であった。モーゼの下で事務方として戦略、戦術に携わり議論を展開したことがあるダナーンにとってこれらの撃破は比較的容易であり、戦略的にティアマットの戦力は削られていった。

 しかし、サンディフロッシーゼルダの3名はそれぞれ生前の特徴を残しており、サンディ自身は幼少時の暗殺の訓練による不意打ち、護衛時に発揮した長距離狙撃、生まれながらの戦闘力が竜牙兵となったことでより一層強化され、ティアマット討伐隊に甚大な被害をもたらした。

 幸いと言うべきが、3人とも護衛としての意識が強いせいかティアマットから必要以上に離れようとはしなかった。彼女らを釣りだすことも難しかったが逆に言えば他の竜牙兵との切り離しは容易であった。損害を減らすためには他の竜牙兵を釣りだし、全体の人数を減らしてからの包囲作戦が取られ、ティアマットはこの単純な戦術にすら対応しきれず、戦力をみるみる減らしていってしまった。

 最後の砦であった3姉妹もアグリストIIら精鋭の活躍により撃破され、ティアマットの封印と共に彼女らも姿を消した。

年表

1歳 セティ第42年 既に走り回れるほどの身体能力を発揮。異常な期待が寄せられ、早くも訓練が開始される。
4歳 セティ第45年 いつの間にか右目を負傷。本人が痛がらないために気が付くのが遅れたために右目の治療が間に合わず摘出した。
5歳 セティ第46年 初めての殺人。本人はよく覚えているが師の一人の殺害についてはなんとも思っていない。
9歳 セティ第50年 モーゼの暗殺計画が察知されたためにサンディらを保護していた一派が壊滅的被害を受ける。復讐のため姉妹と共に再度計画を練り直し3名で暗殺を決行。残念ながら失敗に終わるがモーゼは彼女らに交渉を持ち掛け、カリコ再興の密約を結び、3姉妹は報酬の前払いとしてモーゼの私兵となった。
10歳 セティ第51年 10歳の子供を護衛として連れ歩くモーゼに対しからかい半分で勝負を挑んだアンデッドを破壊。当初は無視していたがモーゼに対して襲撃のそぶりを見せたため使役されていた数体を素手で撃破した。
18歳 セティ第59年 モーゼより最高級の義眼が贈答。珍しく喜ぶ。
25歳 セティ第66年 石切り場にて暴力事件を起こしたアグリストIIヨシュアダナーンの3名を救出。モーゼの後継者としてヨシュアダナーンが迎え入れられ、ヨシュアを弟子として育成する。
27歳 セティ第68年 バルカムット帝国脱出に成功。交渉の際に長距離射撃に成功するなどの活躍を見せる。
27歳 セティ第68年 シナイ山にて異界を開き続ける作業を担当。3人交代の24時間体制で異界の扉が開かれた。
28歳 セティ第69年 ティスティ攻略に参戦。ヤミの頭部を射抜き城内の兵士が寝返るきっかけを作る。
28歳 セティ第69年 サウロにより暗殺。竜牙兵として蘇る。
29歳 セティ第70年 アグリストIIらの活躍によりティアマットが封印。彼女も異界に封じられた。
- リシアにより復活しかけるがガロードにより再封印される。

やられグラフィック

csaga_dead_u_001_01.png

利用mod

  • なし

関連人物


  • 最終更新:2020-09-05 06:35:52

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード