オーク

奴隷として連れてこられた人々の総称

概要

 バルカムット帝国が奴隷としてきた人々をオークと呼ぶ。そのうち南方より奴隷となったものはエルフと名乗ったため、エルフではない奴隷をオークと呼ぶようになった。様々な部族の生き残りだが、基本的には頑健な肉体を持ち、見た目以上の膂力を発揮するため、奴隷として重宝された。

 バルカムット帝国崩壊後、時代が経るにつれ、オークバルカムット地方における、ヒューマンエルフアンデッドの文化とは異なる文化を継承する者達につけられる蔑称となり、それが種族名として定着するようになった。

 一部のオークらは武器の研究開発に長けており、火薬の開発に成功している。

 大体のオークは太古に滅んだ国の末裔であったり、遠い地方から交易に来ていたが、不幸にもバルカムット帝国に奴隷にされた者の末裔であるため、それぞれが固有の国を持つことは少なく、せいぜいが集落を形成する程度である。

 原則として差別の対象とされるため、人との接触を避けるか、傭兵や盗賊などのならず者として活動する場合が多い。

特徴

 バルカムットが勢力を広げた際、制圧して連れ帰った奴隷はいわゆる東欧系の顔立ちが多く存在した。しかし、同時に交流できていた東洋系の人物も奴隷としてとらえられたため、奴隷生活の中で東洋系の血が混じった顔立ちとなっている。

 余談だが、本来バルカムット人も似たような顔立ちではあるが、ギークとの交流のなか西欧系の血が混じるようになったため、皮肉にもバルカムット人らしい顔立ちを残しているのはエルフの人々である。

 一般的には失われた文化、失われた言語を家族単位で継承しているものが多いが、意味等について正確な継承は行われていない。複数の家の伝承などを照らし合わせて新しい発見、正確な解釈が再構築され、古代の文明や歴史の研究に使用される。このため学者等には歓迎される傾向が強い。

 一方で迫害を受ける対象でもあるため、盗賊などに身を落とすものが多い。一部の盗賊は傭兵として雇われるため、傭兵にはオークが混じりやすい。この影響でオーク=盗賊か盗賊上がりの傭兵と考える者も少なからず存在し、より迫害の対象とされやすい。

関連用語

関連人物


  • 最終更新:2021-04-17 13:15:15

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