アグリストVI

貴族、特に貴婦人の護衛として好まれ活躍した傭兵

プロフィール

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登場作品:[[]]
性別:女
種族:エルフ
所属:傭兵

 本名インゲ。姓が必要な場合は育ての親に敬意を払ってインゲ・シュヴァルツシルトを名乗る事があった。

 アグリストVが戦場で拾い上げた娘。平和に普通に暮らしていたのだが、突然村が襲撃され、運よく生き延びることが出来たものの奴隷商人に捕まってしまい、市場にて売られる事になってしまった。

 たまたまその売り場に顔を見せていたアグリストVに買われ、奴隷と言うよりも家族、義理の娘として受け入れられる。平時は両親の傭兵団であるシュヴァルツ・カッツェの雑務をこなしていた。元々才能が有ったのか、それとも環境がそうさせたのか、戦闘に出るアグリストVの荷物持ちや手入れなどの手伝いをするうちに、知らず知らずのうちに武芸のようなものを身に着けていた。見よう見まねで戦闘の再現が出来るほどであり、彼女のこの特技は余興として他の傭兵にも親しまれていた。

 養父であるアグリストVはあまりいい顔をしなかったが、危険な傭兵活動に突き合わせているのだから最低限、自身の身は守れるようにと訓練をするようになる。見よう見まねである程度できた所に実践が加わった事で彼女自身の実力は跳ね上がり、酒場の喧嘩などでも彼女が付いた側が勝つと言われるほど頼りにされる存在となっていった。

 しかし、どれだけ実力をつけようとも父は彼女を戦場には立たせなかった。基本的には事務的な手伝いをやらせ、料理など兵士を支える部署を手伝わせていた。だがそれは、女っ気の少ない傭兵という環境に置いてはかえって目立つ事となり、彼女自身の独自のつながりを作る事につながってしまった。父の手伝いをしながらも、彼女自身は村を襲撃した相手に対する復讐を忘れてはいなかった。

 人から話を聞いたり調べたりをしているうちに、父と同じアグリストと名乗る人物によるものだと判明。情報提供者は、有名人だから偽物の可能性もあるとしていたものの、念のために父に問い合わせ、偽物だろうという結論に達した。しかし、この件で父にはひどく怒られ、この調査をする際には共同でやるようにとお互いが約束を交わした。

 傭兵活動の傍ら共同での調査を進めるうちに、件の仇が一人で出歩く日という物を特定する。敵討ちに父は反対したが、それでもやりたいと押し切ろうとしたため、二人掛かりであればと、いくつか条件を付けられる。最初の一矢は父が放つ事、それを見てから白兵を挑み、父は援護に徹する。そして絶対に死なない事。以上が条件だった。

 決行の日。二手に分かれ、森に先回りし潜んでいた彼女の目の前に仇であった人物が通りがかり、茂みからの矢が左のふとももへと命中する。それを合図に切りかかり、押し返されては援護の矢が相手を貫き、激闘の末相手を仰向けに打ち倒す。とどめを刺す前に顔を見ようと兜を取ると、そこにあったのは……父の顔だった。

 不器用な彼なりの罪滅ぼしだった。

 アグリストの名前を受け継いでほしいと言う願い、そして、そろそろ苦しいから娘の手で死にたいと言う願いをかなえ、彼女は6代目アグリストとして傭兵の世界へと足を踏み入れた。……彼女にとって、初めて殺した人だった。

傭兵としての活動

 父同様彼女も不器用であった。家事も出来なくはなかったが身を立てるほどではなく、結局武器を手に取る戦いの世界だけが彼女を受け入れてくれた。しかし、彼女自身は人を殺すという事自体に大きなトラウマを抱えたためなるべく武器も刃物を持たないよう心掛けた。結果、戦争での活躍よりも治安維持、罪人をとらえる警備から声がかかるようになり、女性という珍しさから個人的な護衛へと立場を移していった。

 特に女性の貴人の護衛において、あらゆる場所で護衛が可能な彼女は社交界などでも重宝され、ギークにて長期間雇われる。

 ギークの田舎貴族の護衛を務めた際、彼女はそこの娘に姉のように慕われほぼ専属の契約を行った。たまに頼まれて他の者の護衛を務める事もあったが、必ずその貴族の家に帰り羽休めを行った。

 家族に飢えていた彼女にとってようやっと手に入れた安息の地のようなものでもあり、彼女自身その生活を気に入っていた。

 娘は有力貴族のダーネオン家の元へ嫁ぐことになり、アグリストVIも護衛として同行した。生まれた子供からも叔母のように慕われ、幸せな日々を送る。しかしこの幸せな期間は突然の終わりを迎える。

 バルカムット原理主義と取引のあったより力を持った貴族が家を失い、周辺の家臣団も同様に土地を奪われてしまった。バルカムット原理主義によって準備された新領主誕生劇の一部であったが、ダーネオン家もこれに巻き込まれ封土を失ってしまう。

 失地回復の為、旧家臣団が団結して内乱が勃発。アグリストVIは母ヴァイエンを頼り傭兵団シュヴァルツ・カッツェを招集。護衛と参謀、指揮官として活躍をみせた。しかしいくつかの都市郡の解放には成功するがその戦いの中で雇い主であるダーネオン家の当主夫婦が戦死。一人息子のイリオス・ダーネオンを託され、戦争を継続した。

 若様、イリオス・ダーネオンの名の下、復讐に燃える部隊はさらなる戦果を重ね奪われた領地の約半分を取り返すことに成功した。しかし、若すぎる英雄の登場を望まない者、政治交渉に長けた裏切り者により部隊は孤立してしまう。若様の到着を待つ都市は近くまで来たと言う知らせを受けて蜂起してしまい、後には引けなくなってしまっていた。が、裏切りにより援軍は無く、本陣より援軍として動いた部隊はシュヴァルツ・カッツェのみであった。

 都市側、家臣団共に各個撃破される形になり敗北を悟ったアグリストVIは託された命をなんとか都市に合流させようと合流したシュヴァルツ・カッツェと共に血路を開き、重傷を負いながらも脱出に成功する。しかしその傷は深く、それ以上の戦闘はおろか生命活動すら危うくなってしまっていた。

 泣きじゃくり別れを拒む若様にアグリストの名前を送り、常に共にあると勇気づけて背中を押した。アグリストVIIとそれを守る戦友の姿が消えてなくなる頃、彼女は立つこともままならなくなりそのまま息を引き取った。遺体はその後アグリストVIIIによって回収され行方不明となっている。

年表

?歳 ギーク歴 516年 アグリストVの養子となる。
?歳 ギーク歴 532年 養父を殺害しアグリストVIを名乗る
?歳 ギーク歴 535年 活動をギーク中心に移す。
?歳 ギーク歴 552年 雇い主であるダーネオン家が没落。恩義に報いるため失地回復のための傭兵を集める。
?歳 ギーク歴 555年 戦死。幼い少年にアグリストVIIを譲る。

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  • 最終更新:2021-04-08 11:25:23

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