炎の剣

概要

 エボンフラムの元来の名称。波打つ刀身を持つ巨大な両手剣で、その見た目が燃え盛る炎のように見えたところから、バルカムット帝国では炎の剣と呼ばれた。

 経緯は不明だがアグリストI同様に、何かしらのを誰かが倒した時に封じ込められたものと考えられる剣。鉄製である点や造形の細かさからハッティ製と思われる。バルカムット帝国の宝物庫に古くから納められ、その形状が炎によく似ているため「突撃を指揮する指揮官が掲げるとメタトールによる行軍を彷彿させる」として士官からは好評であった。

 よって、縁起を担ぐためバルカムット帝国では重要な戦場へ赴く指揮官に一時的に預けられ、戦闘終了による帰還と共に宝物庫へと収められた。炎の剣を持つ部隊は決死隊による切り札といった側面が強く、指揮官に敗北は許されなかった。戦死したとしてもその部下が奮戦を行った。

 名誉の戦死を約束する武器として預けられることは栄誉そのものであり、同行する友軍に対しても負けられない戦いが待ち受けており、彼らを生かして帰る事こそ誉であるとして士気を高揚させる効果があった。

 モーゼによる出バルカムットの際、チェカに預けられたのちヨシュアによって強奪され、以後エボンフラムと名付けられた。

 

  • 最終更新:2019-09-17 11:03:16

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