ミリオン

プロフィール

 将軍。自信家であり、実力もあるが、若干自信過剰な面がある。
 
 愛の旅団の出資者であり、別名で顔を隠し教祖を演じることも。本人はティアマットを制御できるつもりでいたらしい。カルネによって計画が露呈しかけたため、強引に封印の石版を移動させようとしたが、半端に岩盤を削ったために封印が半端に解け、ビルドフラムをもっていたリシアにその力を宿してしまう。

 愛の旅団の一件については、リシアガロードを庇うため、カルネが不問にした。その代わり、ティスティの統治を預け、封印を守る約束を交わす。

 自身はハーフエルフであるため、エルフとの交流をもち、人間とエルフの混成軍を率いることができる。しかし、本人はハーフエルフであるにも拘らずバルカムット原理主義者であり、他種族がどうなろうとお構い無しの冷酷な一面も持ち合わせる。

バルカムット原理主義内部での立場

 元来、バルカムット原理主義は、ヒューマン至上主義である。そして、ハーフはバルカムット原理主義であればヒューマンと認めるという乱雑な思想であるが、やはり純粋なヒューマンにくらべるとハーフの者はやや差別を受ける傾向にある。表立った差別こそ無い物の嫌みを言われるのは常であった。

 ミリオンは自身に対する扱いに対して不満を抱えており、それが組織内での立場向上を常に目論む野心を産み出していた。激しい権力闘争の中、色々とアンテナを張り、手に入れた情報がティアマットの封印の場所だった。

 失われて久しい情報であったが、自身がエル・ダナーンとも交流があった事やバルカムット原理主義であった事、そして産まれがウガルトであった事が幸いし、奇跡的に決戦の地を探り当てる事に成功し、そこでフェリスと邂逅を果たす。

 ティアマットを調べる際、オルセと呼ばれた魔法使いが封印の手入れをしていた事や、その従者の中にフェリスと言う女性が居たことなど知っていた彼女にとって、まさか当事者が生きているとは思わず、目の前の長寿の魔法使いとの出会いに、自身の計画に成功の予感を強く抱くこととなった。

ティアマット復活の儀式と失敗

 まず、ミリオンは計画のための隠れ蓑を用意した。フェリス魔法使いである事を利用し、新しく宗教を設立する。自身が教祖を装いフェリスの魔法で奇跡を見せる事により信者を集め、集められた金は様々な施しなどに用いられた。

 元々保有していた裏の兵士、いわゆる盗賊の類だが、彼らが稼いできた金銭を寄付させ、施しにより再分配する。いわゆるマネーロンダリングがここで行われていた。洗浄された金銭は、封印に関する研究と自身の軍事力強化へと費やされた。

 が、過去に誰も試したことのない事例であるため実際にどのように処理していくのかについては手探りで、かつ実験するような対象もいないため、封印の解除に関しては全てがあてずっぽうでしかなかった。当然、あてずっぽうの行為が的中するわけもなく、大半は失敗する中で半端に当たる物も中には有ったりして、中途半端な形で封印が解けることとなった。

 この半端な封印はエボンフラムを覚醒させ、持ち主であったリシアを取り込もうとしてしまう。

 運命のいたずらか、それともモーゼの導きか、リシアカルネの依頼により愛の旅団の調査を依頼され、愛の旅団が不正に金銭を動かしていた事実を突き止めてしまう。カルネにより暴かれた事実を隠ぺいするためミリオンはやや強引に封印を解こうと試みるがフェリスが寝返ったためそれも難しくなる。

 エル・ダナーンの軍隊を動かして死守に回ろうとしたが、ガロードの魔法、そしてエボンフラムの力を得たリシアの前に撃破され、ついに封印の地まで追い詰められてしまう。

 エボンフラムモーゼの封印の地、正確には異界へと閉じ込められた地へとたどり着いたことにより、持ち主であるリシアにモーゼの力が直接流れ込む。ただの人間であるリシアに抗うすべはなく、共に蘇えったサンディカリコ3姉妹を従えてガロードらとの対決が開始される。

 ここまで敵対していたミリオンであったが、この戦いについては手を結ばないと自身の命が危ないと判断し、ガロードと共闘する。人外の力を発揮するリシアに対し苦戦を強いられたが、なんとか気絶させることに成功。モーゼは再び異界へと引き返し、エボンフラムビルドフラムへとその姿を戻した。

 この一件で指揮を務めたカルネだが、最終的にリシアを倒さねばならなかった点から、要らぬ誤解を招く可能性を考慮しミリオンに秘密の共有を持ち掛ける。一種の司法取引であるがミリオンはこれを引き受け、以後、カルネとは友好的な関係を築き上げている。また、カルネからの前線に立ちたいと言う願いを受け入れ、ティスティの後任を引き受けた。

やられグラフィック

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  • 最終更新:2017-02-23 09:54:18

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