ゼルダ

プロフィール

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性別:女
 カリコの3姉妹が一人で三女。戦闘は得意だが頭を使う仕事を好んだため、あまり前線には立たなかった。作戦の立案や行動ルートの決定などでモーゼを支えた。サンディヨシュアを鍛えたのに対し、ゼルダダナーンに文字と作戦を叩き込んだ。

 サウロによってモーゼ共々殺害されるが、ティアマット化の影響を受け復活し、ダナーンら討伐隊によって共に封じられるまで契約を遂行した。

モーゼの暗殺計画

 ゼルダが物心ついたころ、周りの大人たちとの関係は良好な物だった。姉、フロッシーサンディが大人たちと対等に張り合ってくれていたからで、二人は大人たちを憎んでいたがゼルダは大人たちが好きだった。

 絵を描くのが好きだったゼルダは大人たちの指導で偽造を叩きこまれ、大人たちの暗殺計画において彼女の作った印章や書類等は重要な役割を果たしていた。しかし、その精巧さゆえに活発になった組織行動は逆に痕跡を残しやすくなってしまい、モーゼに不審な動きを見破られてしまう。

 モーゼにより拠点の襲撃をうけ、何とか逃げだしたゼルダは大人たちの仇うちの為、姉が再計画した暗殺計画に力を貸す。サンディと共に侵入し逃亡する。それだけのシンプルな作戦だったが、シンプルだけに少数で動くことができたし、少数だからそれ以上の事も難しかった。幸い少数での計画、実行のため当日まで察知されることはなく、暗殺計画は実行に移された。

 サンディの侵入まで見届け、ゼルダフロッシーと共に待機をしていたが残念ながらサンディモーゼの暗殺に失敗。外で待機していた二人もモーゼの策にかかり姉妹ともども捕らわれの身となってしまう。

 まだ小さかったゼルダはこの時は姉の言うままモーゼに仕え、以後は事務処理の補佐を担当した。

シナイ山の留守を預かる

 バルカムットに反逆するにあたって、モーゼが最初に求めたものは自身の拠点であった。カリコにはかつて拠点としていた山があったため今は無人のはずのその山を制圧し、拠点として整備しようと考えた。

 かつての拠点があったと言われる場所の特定やその現地調査などはゼルダが担当し、モーゼは各地の見分を口実にしてシナイ山の偵察などを派遣したり、報告を受けるなどの工作を行っていた。

 奇妙にもというべきか幸いにと言うべきか、偵察の結果ほぼ無人と判断されたためカリコの一団での奪還が計画された。ただし、この際に3姉妹全員が護衛から離れるため離れても不自然ではない機会を待つ必要があった。ゼルダはその準備のため先行して派遣され、姉妹の合流と共にシナイ山を制圧した。

 以後、モーゼの準備が整うまでゼルダシナイ山に残り、守備をしつつカリコの伝承の研究をまとめた。

ダナーンの教育を担当する

 モーゼがもう一度シナイ山に帰って来た時、彼女は2人の娘を連れてきた。ヨシュアダナーンである。後継者の候補として連れてこられた二人のうち、ゼルダダナーンの教育を受け持った。

 ダナーンは文字が読めなかったためゼルダは読み書きを教えるため日記を付けさせ、本の整理をやらせて字を読む習慣を付けさせた。この時ダナーンに与えられた何冊かの白紙の本のうち一つが、聖誓士団の団員記録に用いられるようになる。

 整理整頓の中でダナーンカリコの戦術、モーゼの戦術を吸収すると同時に事務方の実力を育んでいった。血の気の多いダナーンであったが、ゼルダは一度たりとももめる事がなかった。

 モーゼが再びバルカムット帝国へと赴き奴隷らを解放する際、ゼルダは再度シナイ山の留守を預かり異界の研究を進めた。

異界の維持に関する研究

 祭祀の研究は資料そのものはしっかりと残っていたためさほど苦労はしなかった。しかし、資料に記載されている文字とゼルダが使っている文字が異なったため文字や綴り、文法などの解析から始めねばならず、再構築には時間を要した。口伝がなければより多くの時間を要したであろう。

 ゼルダはまず口伝を記録し見比べられるように整頓した。シナイ山にあった記録用の媒体では足りなかったため、大量に羊皮紙を用意し、中身毎に綴り整理しやすいよう整えた。本来はバルカムット帝国で使い慣れたパピルスを用いたかったのだが、気候等の問題で入手が困難であった。頭を悩ませていたところ、シナイ山に残されていた資料が別の材質で作られた記録媒体である事に気が付いた。カリコの伝承に動物の皮から紙を作る製法が残っていた事を知ったゼルダは早速その製法を復活させられないか実験を繰り返した。

 シナイ山周辺の動物は流石に寄生虫などの問題からあまり使えるものにはならなかったが、シナイ山で家畜を飼い始めてからは状況が好転した。異界の影響で昆虫が住めなくなっていたのである。安定した自給自足が行えるようになってから研究は一気に加速した。

 同胞が多く帰ってくるであろうことも予測できたため、食べきれない食料は保存食へと変え、皆の戻りを待った。

アンアニ討伐

 モーゼバルカムット帝国を振り切り大量の奴隷を引き連れてシナイ山に帰還したころ、ゼルダの研究は異界の門の開通の仮説を立てるところまで進めていた。姉妹が戻ってきたため仮説だった箇所の検証を進め、事務作業は全てダナーンが代理を務めた。

 巫女の血に連なる者により異界への門の開通に成功したゼルダは、さらに実験を進め少数の者での出入り、持続的な開放の実験を繰り返した。この実験により以下のような結果を得る事に成功した。

・開放時に接続する地点は毎回違う
・人によって接続先に傾向がみられる
・開放中は1人以上触れていれば問題無い
・巫女の血に連なる者が二人同時に触れても変化は起こらない
・公表はされていないがカリコの生き残りにも巫女の血を持つものを発見した
・公表されていないものは開放は出来ないが維持は出来る
・理論上は交代をスムーズに続けることで永久に開放が可能

 モーゼは上記の実験結果を受け準備は整ったと判断し、アンアニの討伐の決行を決意した。

 討伐の間、三姉妹の妨害となりうる可能性があったためダナーンにはより大きな権限が付与されると同時に儀式に参加している面々への接触が原則として禁じられた。この隔絶はジリスライゾーの造反を引き起こす大きな要因ともなった。ただし、三姉妹の中で最も体力がなかったゼルダジリスライゾーの討伐には一切関わらず、起きたら全て終わっていたと言う状況だった。

 弟子であるダナーンが命がけで参加者の助命を請い、群れの崩壊を最小限にとどめたと言う話を聞き、ゼルダはわがことのように喜びダナーンを称賛した。

対ヤミ戦

 ヤミとの決戦に際しては、ゼルダは後方支援に努めた。フロッシーダナーンを補佐し、目立った戦果こそあげなかったが兵站線の確保に尽力した。

 この間、周辺地域や集落との交渉を引き受けダナーンらが窓口となっていた。窓口業務は攻略後の交流を広げるきっかけとなり、ティアマット戦において協力を得る基礎ともなった。

ティアマットの眷属へ

 ティスティ攻略後、モーゼの疲労はピークに達していた。戦場以外の事務作業を一手に引き受けた経験に乏しいが、周囲からはこの地の支配者と認められたためである。ゼルダダナーンと共に事務方として獅子奮迅の活躍を見せたが、裁量の問題でどうしてもモーゼに集中せざるを得なかった。細かいミスも多く見られこのままでは仕事が減らないと二人で相談し、なんとか休暇を取らせられないか作戦を立てていた。

 ちょうどその頃、サウロからも同様の提案がダナーンへとあり、ゼルダサウロの案に賛同した。愛弟子からの強い推薦をうけたモーゼは丸一日休憩をとる事にし、サウロが勧めた場所へと3姉妹と共に散策へ出た。

 一方散策を進めたサウロティスティ攻略後に直前まで一帯を支配していたヤミの研究に触れたことにより狂ってしまっていた。いつまでも若いままのモーゼと過ごしたいという妄執に囚われていた彼は、散策先に元バルカムット帝国の兵士を誘導し、モーゼを襲撃させた。

 護衛として同行したゼルダら3姉妹は奮闘したが、サウロが裏から復活させ続けたために敵の物量が減らず、ついには全員力尽きてしまった。そしてサウロにより殺されたモーゼは失望と怒りから自らをティアマットへと変化させ、カリコの三姉妹を自らの最初の竜牙兵として選び、ゼルダは死してなおモーゼを守る存在となった。

年表

3歳 セティ第46年 サンディが大人を殺害。ゼルダは無関係だったが出来事として知らされてはいる。
7歳 セティ第50年 保護していた一派が襲撃を受け壊滅。復讐のために3姉妹でモーゼの暗殺計画を検討し実行する。体がまだ出来上がっていないゼルダは偽造の手形などを作成した。
12歳 セティ第55年 先行してシナイ山周辺の制圧、討伐を指揮する方面軍を担当。
15歳 セティ第58年 シナイ山へ先行しアンアニの研究を進める。
25歳 セティ第68年 シナイ山に帰還した姉妹、そしてモーゼ一行を迎える。
26歳 セティ第69年 異界を開け続ける作業を担当。
26歳 セティ第69年 ティスティ攻略戦。ダナーンと共に後方支援を務める。
26歳 セティ第69年 サウロにより暗殺。復活したモーゼによりティアマットの眷属となる。
27歳 セティ第70年 アグリストIIらの活躍によりティアマットが封印。彼女も異界に封じられた。

やられグラフィック

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利用mod

  • なし

関連人物


  • 最終更新:2021-10-22 09:57:35

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