ゼルダ
プロフィール
カリコの3姉妹が一人で三女。戦闘は得意だが頭を使う仕事を好んだため、あまり前線には立たなかった。作戦の立案や行動ルートの決定などでモーゼを支えた。サンディがヨシュアを鍛えたのに対し、ゼルダはダナーンに文字と作戦を叩き込んだ。
モーゼの暗殺計画
絵を描くのが好きだったゼルダは大人たちの指導で偽造を叩きこまれ、大人たちの暗殺計画において彼女の作った印章や書類等は重要な役割を果たしていた。しかし、その精巧さゆえに活発になった組織行動は逆に痕跡を残しやすくなってしまい、モーゼに不審な動きを見破られてしまう。
モーゼにより拠点の襲撃をうけ、何とか逃げだしたゼルダは大人たちの仇うちの為、姉が再計画した暗殺計画に力を貸す。サンディと共に侵入し逃亡する。それだけのシンプルな作戦だったが、シンプルだけに少数で動くことができたし、少数だからそれ以上の事も難しかった。幸い少数での計画、実行のため当日まで察知されることはなく、暗殺計画は実行に移された。
シナイ山の留守を預かる
奇妙にもというべきか幸いにと言うべきか、偵察の結果ほぼ無人と判断されたためカリコの一団での奪還が計画された。ただし、この際に3姉妹全員が護衛から離れるため離れても不自然ではない機会を待つ必要があった。ゼルダはその準備のため先行して派遣され、姉妹の合流と共にシナイ山を制圧した。
ダナーンの教育を担当する
ダナーンは文字が読めなかったためゼルダは読み書きを教えるため日記を付けさせ、本の整理をやらせて字を読む習慣を付けさせた。この時ダナーンに与えられた何冊かの白紙の本のうち一つが、聖誓士団の団員記録に用いられるようになる。
異界の維持に関する研究
祭祀の研究は資料そのものはしっかりと残っていたためさほど苦労はしなかった。しかし、資料に記載されている文字とゼルダが使っている文字が異なったため文字や綴り、文法などの解析から始めねばならず、再構築には時間を要した。口伝がなければより多くの時間を要したであろう。
ゼルダはまず口伝を記録し見比べられるように整頓した。シナイ山にあった記録用の媒体では足りなかったため、大量に羊皮紙を用意し、中身毎に綴り整理しやすいよう整えた。本来はバルカムット帝国で使い慣れたパピルスを用いたかったのだが、気候等の問題で入手が困難であった。頭を悩ませていたところ、シナイ山に残されていた資料が別の材質で作られた記録媒体である事に気が付いた。カリコの伝承に動物の皮から紙を作る製法が残っていた事を知ったゼルダは早速その製法を復活させられないか実験を繰り返した。
シナイ山周辺の動物は流石に寄生虫などの問題からあまり使えるものにはならなかったが、シナイ山で家畜を飼い始めてからは状況が好転した。異界の影響で昆虫が住めなくなっていたのである。安定した自給自足が行えるようになってから研究は一気に加速した。
同胞が多く帰ってくるであろうことも予測できたため、食べきれない食料は保存食へと変え、皆の戻りを待った。
アンアニ討伐
モーゼがバルカムット帝国を振り切り大量の奴隷を引き連れてシナイ山に帰還したころ、ゼルダの研究は異界の門の開通の仮説を立てるところまで進めていた。姉妹が戻ってきたため仮説だった箇所の検証を進め、事務作業は全てダナーンが代理を務めた。
・開放時に接続する地点は毎回違う
・人によって接続先に傾向がみられる
・開放中は1人以上触れていれば問題無い
・巫女の血に連なる者が二人同時に触れても変化は起こらない
・公表はされていないがカリコの生き残りにも巫女の血を持つものを発見した
・公表されていないものは開放は出来ないが維持は出来る
・理論上は交代をスムーズに続けることで永久に開放が可能
討伐の間、三姉妹の妨害となりうる可能性があったためダナーンにはより大きな権限が付与されると同時に儀式に参加している面々への接触が原則として禁じられた。この隔絶はジリス、ライゾーの造反を引き起こす大きな要因ともなった。ただし、三姉妹の中で最も体力がなかったゼルダはジリス、ライゾーの討伐には一切関わらず、起きたら全て終わっていたと言う状況だった。
対ヤミ戦
ティアマットの眷属へ
ティスティ攻略後、モーゼの疲労はピークに達していた。戦場以外の事務作業を一手に引き受けた経験に乏しいが、周囲からはこの地の支配者と認められたためである。ゼルダはダナーンと共に事務方として獅子奮迅の活躍を見せたが、裁量の問題でどうしてもモーゼに集中せざるを得なかった。細かいミスも多く見られこのままでは仕事が減らないと二人で相談し、なんとか休暇を取らせられないか作戦を立てていた。
一方散策を進めたサウロはティスティ攻略後に直前まで一帯を支配していたヤミの研究に触れたことにより狂ってしまっていた。いつまでも若いままのモーゼと過ごしたいという妄執に囚われていた彼は、散策先に元バルカムット帝国の兵士を誘導し、モーゼを襲撃させた。
護衛として同行したゼルダら3姉妹は奮闘したが、サウロが裏から復活させ続けたために敵の物量が減らず、ついには全員力尽きてしまった。そしてサウロにより殺されたモーゼは失望と怒りから自らをティアマットへと変化させ、カリコの三姉妹を自らの最初の竜牙兵として選び、ゼルダは死してなおモーゼを守る存在となった。
年表
3歳 | セティ第46年 | サンディが大人を殺害。ゼルダは無関係だったが出来事として知らされてはいる。 |
7歳 | セティ第50年 | 保護していた一派が襲撃を受け壊滅。復讐のために3姉妹でモーゼの暗殺計画を検討し実行する。体がまだ出来上がっていないゼルダは偽造の手形などを作成した。 |
12歳 | セティ第55年 | 先行してシナイ山周辺の制圧、討伐を指揮する方面軍を担当。 |
15歳 | セティ第58年 | シナイ山へ先行しアンアニの研究を進める。 |
25歳 | セティ第68年 | シナイ山に帰還した姉妹、そしてモーゼ一行を迎える。 |
26歳 | セティ第69年 | 異界を開け続ける作業を担当。 |
26歳 | セティ第69年 | ティスティ攻略戦。ダナーンと共に後方支援を務める。 |
26歳 | セティ第69年 | サウロにより暗殺。復活したモーゼによりティアマットの眷属となる。 |
27歳 | セティ第70年 | アグリストIIらの活躍によりティアマットが封印。彼女も異界に封じられた。 |
やられグラフィック
利用mod
- なし
関連人物
- 最終更新:2021-10-22 09:57:35